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わが母の記/井上靖

本書は、井上靖さんの私小説です。著者ファンなら興味深く読め視点の素晴らしさや文章の素晴らしさを味わえます。巻末に著者年表があり著者ファンには嬉しい一冊になっています。「わが母の記ー花の下・月の光・雪の面ー」を底本としふりがなを加えたとされています。叔母からのおすすめ本で私は読みましたが、今読んでも切り口や表現やとらえ方には流石と思いながら読ませていただきました。誰でも年は取るので普遍的な題材です。

私は、とても興味深く読んだのですが、年老いて惚けた母の中に少女を見たり若いころの母=女性を見たりされていて今読んで良かったと勧めてくれた叔母に感謝です。

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