|少し脱線批評|FOOT・BALLから見た努力という物の考察⚽⚽⚽⚽⚽⚽⚽
今まで文化的な文化系の書き物ばかりでしたが、今回は方向性を180度グルリと変えて。
体育会系から見た、努力と言われる、人の行動の批評をやってみましょう。
フット・ボール、いわゆるサッカーの事ですね。世界的に、ドイツではフスバル、ブラジルならフチボル、と呼ばれ、まぁ足でボール
を扱う球技なのでそう呼ばれるのでしょう。
ワールド・カップもポルトガル語や世界基準では、コパ・ムンディアル(世界のカップ)、まぁムンディアルとは世界のと言う意味で、世界的にそう呼ばれているのは、世界各国のそれぞれの国の歴史や民族性、それも過酷な歴史だったり悲惨な殺戮の歴史だったり人類の歴史の様々なものを詰め込んだ物、という意味あいで、そういう物が溢れ出る、世界の祭典・ムンディアルという意味でこう呼ぶそうです。
少し古い話になりますが、香川真司というサッカー選手がいます。彼は子供の頃から、これといったセンスも何も無く、それが故の、卓越したプロ意識に基づく、現実を見続けたトレーニングによる努力・努力・努力・努力・そのまた努力を続けた末によりその結果、並外れたサッカーの力量を築き上げました。
ドイツのサッカーリーグ、ブンデス・リーガで活躍していたとある日本人選手から、代理人、トーマス・クロート氏に、こう伝わります。
日本のJリーグの2部リーグに、凄いヤツがいる。
それが2部リーグのセレッソ大阪でも、生まれ持った負けず嫌いな性格と、彼の口にするキーワード、ムチャクチャ悔しいじゃないですか。によりでしょうが、腐らずにコツコツと努力を続けていた、香川真司選手だったのです。
そこから先、は、もう語ることもないでしょう。移籍先のドイツの1部の中堅どころの強豪、ドルトムントでの凄まじい活躍!!
トップ下で見事にコンバート。フィットし緻密な努力により築き上げたドリブル。そこからのユルイ、シュート、パス。ドイツのDFの合間を鮮やかにすり抜けていくドリブル。ゴールへの道筋が見えている、と言われるゴールへの知的な戦術感覚。守備主体のカウンター・アタック、パスサッカー戦術の両方共に対応できる力量。ドルトムントの当時のユルゲン・クロップ監督にも、「アイツがあんなに見事にフィットするとは、思わなかった!」と言わしめる程の大躍進!!
スペインの強豪バルセロナFCのピケも、香川を称賛します。曰く、香川のフット・ボールセンスは素晴らしい!!、と絶賛!
香川選手を見ていて思うのは……やっぱり、持って生まれたセンス、素質なんて必要ないのかも。と。努力で自分の、どんな分野でも努力で自分自身の存在や自分の力量を創り上げていくものなのだ、とそう思えて来ます。
そしてその、創り上げた努力による結果は、たとえ様々なトラブルで潰れたとしても、プライドとしての巨大な透明な壁として、やはり残るのでは、と。
そこからまたスタートし、残り40%くらいは元に戻すことは出来るのでは、とそう思います。目に見えない業績、プライドは残るのでは無いかと……………………。
香川真司はドイツから欧州全土にスゴイ衝撃を、センセーションを巻き起こしました。その当時のマスコミによりピックアップされた言葉、決断力!!によりでしょうが、その後、英国プレミア・シップのビッグ・クラブ、赤い悪魔ことマンチェスター・ユナイテッドに入団しますが、まぁどんなスター選手でも抜きん出たリーグ、プレミア、イタリアのセリエA、スペインのリーガ・エスパニョーラのビッグクラブでスタメンの位置を確保するのは、絶対無理、それどころか、それが出来るスター選手は、もはや超常現象・神のみぞ知る世界です。それ位の競争原理の高さなのだと言った方が相応しいでしょう。
マン・Uで出番に恵まれず、結果、退団。それがピークとなった様ですが、それでも香川
に対する評価は衰えず、スペインの2部リーグのサラゴサでも実績を残し、高い評価を得ました。
その前、その後、ドイツの古巣に戻ったり、トルコ、ギリシャ等、様々なリーグにチャレンジしましたが、欧州でキャリアを終えたがったみたいでしたが、結果、Jリーグの古巣のクラブに戻りましたが、代表よりクラブで依然として積み上げた努力、そのプライドの巨大な壁は、残っていますよね。
まぁ、裏の本当の事情を推測してみれば、戦後の日本の驚異的な経済発展、それに伴う全世界の、特にアメリカ、ヨーロッパの日本叩き、ジャパン・バッシング。そこから経済により日本を潰そうと米国、ドイツによるプラザ合意が仕組まれて。自虐的に日本政府は土地投機によるバブル・泡、経済をやらざるを得なくなり、特にアメリカにものが言えない
日本の政治家、そして国民。やがてバブルは
弾けて巨額の負債は残った。それは今も続き
国の借金が、ものすごい額になり。
まぁそれに対するドイツ、米国による謝罪と見れば良いのでは。スミマセンでした日本人さま。ドイツでの日本人選手優遇の裏はそこにあり、米国の球界での気持ちの悪い位の日本人選手への優遇。野茂からスタート、イチロー、最近だと大谷翔平選手に行き着くこの流れ。それらのスポーツ選手に対する気持ちの悪いくらいのアメリカの対応も、彼らなりの謝罪と見れば良い。ハッキリとスミマセンでした、と、口に出しての謝罪の言葉が出来てない!それが出来ないなら、黙ってすっこんでろ!!、とそしてそれは、ハッキリ言って気持ちが悪い!!
香川と比べると、香川も驚き瞠目する、アーセナルの当時のベンゲル監督も驚愕!!の天性の特異な身体能力、身体センスをも持つ、柿谷曜一朗や、香川とセレッソ大阪でコンビを組んでた、後に欧州でチャレンジ!の清武弘嗣、横から目線のコーチ目線で試合の流れを変えていく特異な戦術のセンス、付いたあだ名がマジック・マウス。その他諸々の能力を持つ清武、結局チャラい性格が元で、こう言うとアレだけど、完成し無さそうな感じがする。
柿谷も持って生まれたフチボル・センスの為か、ルーズな生活態度が最初の頃、目立っていたし。結局、持って生まれたセンス・物って本人を苦しませ、大成させないように潰してしまってる様に見えて来ます。センスって本人にとってのカルマ・業・重し、とでも言いましょうか…………………………………………………。
どんな業界でも、ヤッパリ、努力で大空の積乱雲の様なものを、努力としてのプライドを積み上げ、創り上げて行くものなのかも知れませんね。目に見えない、自身が創り上げたプライドや業績は、どんな巨大なトラブルが来ようともビクともしない、と言うか。競争原理の激しすぎる、生き残るのが難しく厳しすぎる業界なら、そういうのがなおさら良く見えて来ると言おうか………………………………………
…………………………………………。
その代表格の、サッカー界、スポーツ界だと、それがよーく見えてくると言うか……………
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ただ、確実に言えることは、香川真司選手は
、古くは怪物ストライカー釜本邦茂、アジアの核弾頭、原博実、フリー・キッカー木村和司、計画性に基づいてセリエAでアンチ・テーゼを刻み、キャリアを成功させた中田英寿、人間離れしたファンタジーを醸し出した、ファンタジスタの中村俊輔に並び続く、日本フット・ボール界のレジェンドであり、殿堂入りしている事だけは、絶対に確かだと、断言出来るでしょう。
努力は様々なものを生み出し、本人を創り上げ、努力は消えて無くならず、普遍なのだと
。
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