栗駒山に2回行きました
1回目の栗駒山
1回目はまだ栗駒山麓に残雪が見える頃の6月5日(月)、駐車場を出発、石畳の登山道、靴音を聞きながら灌木帯から少し開けた所に出る。ここは地中から湯けむりが立ち、湯の香りもする所だ。まもなく名残りケ原に出て木道を進み、大きな分岐案内板と対面、灌木帯に入り一寸の急坂を過ぎ自然観察路分岐に出る。左側は沢を徒渉し灌木帯の急坂階段を経て途中ウブ沼を過ぎ、頂上までの自然観察コースである。僕は今回右のコースを進むことにしたのだが、途中多くの残雪、それも急坂のため、ここで引き返すことにする。
今10時3分、天気は雲は少しあっても全体的に晴れていて、残雪を前に休憩、熱いコーヒーにバナナお菓子を食べ、10時31分下山を開始、今回軽アイゼンを持参しなかったことを後悔しながら名残ケ原分岐案内板に到着。ここから西側のコースを辿ることにして木道を進みながら思いの他高山植物に出会うことになったのです。
木道の脇にタテヤマリンドウ、イワカガミ等、僕を楽しませてくれる。それにショウジョウバカマやミズバショウの群落まで出会うことが出来たのです。
登山道脇で昼食をとりながら一面イワカガミに囲まれながらのひと時、当分忘れることはないと思います。
下山途中花たちに別れを告げながら駐車場着11時11分、途中4人パーティと一緒になってしばし話し込んだり、他に数人の登山者と一緒になったり充分楽しく過ごすことが出来たのです。
2回目の栗駒山
2回目は天候不順の兆しのある8月2日(水)、駐車場発7時55分、靴音、ストックの音を響かせ石畳を進む。灌木帯のしっとりした空気、やっぱり山はいいなあーと思ってしまう。名残りケ原を過ぎ、沢を徒渉し、急坂に取り付く。前回6月5日(月)沢の手前で引き返したのだが、今は残雪は全然無し、急坂を登り終えるといよいよ僕の一番の好きなコース、昭和湖までのなだらかな登山道なのです。左側には太い丸太の柱が立ち並びロープを通していて、それが長く続いているのです。左側の谷間に踏み込まないようにとの配慮だと思いますが、僕も今まで何回も通っていますが、有毒ガスなのか、硫黄の匂いを嗅いだことがありました。そんなことを考えながら昭和湖に着いたのです。
10時丁度、到着して驚いたことに全面立ち入り禁止、立ち止まらないでそのままお帰りとのことだと思いましたが、今日の目標は頂上にいくらかでも近づきたいと思っていたのが断念、この昭和湖には妹、妻、娘、息子、孫達も訪れた思い出深い所だったのです。10時20分下山を開始、栗駒山頂も望まれ、ロープに沿った僕の好みのコース、またいつかと言わず、秋の紅葉を愛でることを強く考えながら駐車場に到着12時10分。
着替えをして途中妻にTELし一眠りして帰ることにする。自宅到着は3時過ぎになるだろう。
柳田 武男 82歳
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