独男の海原~夢の碧い空~
そ「うー!今日は舟橋まで来ちゃったよー!
うー☆」
そうだおにーちゃんは駅の清掃アルバイトと就職活動の片手間で
偶然にも休日ができたので
海にひとりで出かけたのだった。
C県F橋市某所
そ「ぐーるるマップだと少し歩くらしいから
今日みたいな35度を越える日は
ハンカチだけじゃなくてタオルも
必要になってくるな……」ジィー
ふっきふっき
道行くお姉さんA「うわっ!」
道行くあんちゃんB「…………うぇ?」
脱いだ全ての上着を着戻す
そ「さて行くか」てくてくてくてく
そ「やっぱり土地も大きいし歴史も
それなりにあるから人口も多い。
だから駅前も栄えてるみたいだな、
ん!?あれは今のご時世的に
珍しいたばこ屋さんじゃないか!?
もしかしたら嗅ぎたばこ売ってるかも
しれないから行ってみるか!」
ウィーン
店のおばちゃん「いらっしゃいませ」
そ「あのー、嗅ぎたばこって在りますか?」
店お「あぁ、あすこに在りますよ。」
そ「…………ケッコウアンダナ。」少し興奮♩
そ「じゃ、じゃあそのスヌースってものを
2個ください!」
店お「はい。1000円になります。」
スッ
店お「ありがとうございまーす」
ウイーン
そ「案外舟橋も良いところかもな、
就職先もここら辺までだったら
来れそうだしな!」グッ✊!
そ「さーて海だ海だ海だ海だ!
なんせ潮の香りと目の保養と
心身の癒しの為に来たんだからなー!
さぁ行くぞ!……って昼食の時間じゃーん」
てくてくてくてく
そ(ここら辺なら海見えるのかな?
ちょうどローンンあるし
コーヒー2缶買うか。)
ウイーン ♪
店員「いらっしゃいませー」
てくてく
そ(ええっーと、コーヒー缶いつものは?
…………よし)
ピタン(ガラスケースを閉める音)
店員「いらっしゃいませ、袋は?」
そ「大丈夫です、支払いパスモで」
店員「はーいお願いしまーす」
…………ピピッ
店員「こちらレシートになります
お次のお客さ」
てくてくとん
シュッ、ジー、カラッカラッ、ジー。
てくてくウイーン♪
そ「店に居た時間1分在ったか?
やっぱ店員になってみると
視点も変わるよなぁ」
そ「さぁ歩くぜ!」すたすた
そ「なんか歩いてたら堤防?なのかここ?
まぁえっか。ここで吸っちゃおう。」
スタッ……(蟻は居ないな?よし)ストン
パキン!……ごっくごっく、
がさごそ……シチャッ!ボー
そ「スゥウウウウウウウウ、フゥウウウウウウウウウ」
そ(中学校が向かいに在るな?
海に近くて最高のロケーションだろな)
約45分後
そ「おし!じゃあ今度こそ海見るぞ!」
その日、彼は砂場に辿り着くことが
できなかったとさ。
END 警告:0点……(T_T)
もし頂けるのなら税金関係、自炊レシピの 材料代を中心に使おうと考えております。