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#15 外国人の先生との出会い方など

バイリンガル育児でほしいのが、アウトプットの機会。
英語はコミュニケーションのツールですから、話してなんぼ。
話せば話すほど、英語は使うものなんだという当たり前の認識がもてます。

たとえばオンライン英会話。これもアウトプットの機会になる一つです。
詳しくは以下の記事をご参照ください。

ほかにも、その気になればアウトプットの機会をつくることは可能です。
今日は、外国人の先生をみつけたときの話を2つ紹介していきたいと思います。


▶ エンジョイレッスンを利用

エンジョイレッスンは、外国人の先生を探すサイトです。
検索は無料。3960円(2024年6月現在)で1年間自由に先生と連絡先を交換することができます。連絡先を交換する先生の人数に制限はありません。
こうしたサイトはほかにもありますが、連絡先5件でいくら、といったものがほとんど。登録したまま帰国してしまったのか、アプローチしてもお返事をいただけない場合も多いので、定額連絡し放題はありがたい仕組みです。

以下のように、先生が企画しているイベント情報やお教室、生徒さんの声なども掲載されています。また、外国人だけではなく、帰国子女や英語が得意といった日本人の方も先生として登録されています。

もちろん、ご自身の責任の上でご利用なさってください。

気になる先生を見つけたら、有料登録し、連絡をとります。英作文が苦手な方には、英文のテンプレートも用意されているので便利です。

連絡をとる際は、〇歳の息子相手に、いつ、どういうレッスンをしてほしいとか金額、交通費や希望日時などを伝えていました。ちなみに、ほとんどの先生はプロフィールに希望するレッスン料などを記載しています。

家へ定期的に来ていただく場合には、まずはカフェで面接をしました。その際には相性をみるために、できるだけ息子を連れて行くようにしていました。当日は、基本的にカフェ代と交通費、来ていただいたことに対する謝礼をお渡し、後日、お願いするか否かの連絡をさせていただきました。謝礼はレッスン代と同様の金額にしていました。

体験談のひとつとしては、
面接当日に無断でドタキャンされたことがあります。
こうしたことも含め、長くお付き合いしていきたい場合には、事前に会い、人となりを確認することが大切だと思います。

実際に交渉させていただいた方の中には、某大手教材のイベントで歌を歌っているプロシンガーや留学生、インターナショナルスクールでパートタイマーの仕事をしているフィリピン人の主婦、英語教室の先生と個人レッスンの掛け持ちをしている等々、さまざまな方がいました。都内在住ゆえの人材の豊富さなのかもしれませんが、インスタでやり取りさせていただいている地方在住の方からもよい先生見つかったという報告をいただくことは決して珍しくはありません。

家庭教師として定期的に来ていただくだけではなく、水族館へちょっとお出かけする際に同伴をお願いすることもありました。その場合は、「楽しく英語でひたすらしゃべりかけてください」といったお願いをしていました。一回限りのときは、とくに面接はしていません。プロフィールとやり取りで依頼するかを判断していました。

家にきていただくのではなく、毎回、決まったカフェで子どもとおしゃべりをしてもらう、といった方もいるようです。

バイリンガル育児に興味のあるママ友がほかにいれば、公民館に外国人の先生をおよびして遊んでもらうといったこともできますね。

最終的に長くお付き合いすることになったフィリピン人の先生は、日本人のご主人が科学者として大きな研究室をお持ちの方でした。クリスマスには、外国人の若手研究員たちもくるホームパーティへ誘っていただきました。まるで外国にいるような、とても贅沢な時間でした。

バイリンガル育児を通じてこうした思いがけない貴重な経験をたくさんすることができました。英語を習得するだけでなく、いろんな意味でこどもの視野をひろげるチャンスが転がっています。

▶ スーパーで外国人に声をかけてみた

自宅から少し離れたところにあるスーパーにたまたま行ったときのことです。インド人らしき女性が支払いをすませ、荷物を詰めていました。

少し、緊張しましたが、もしも英語が話せそうであればダメ元で息子の話し相手になってもらえないか聞いてみようかな思い、声をかけてみました。

「ハロー」「キャンユースピークイングリッシュ?」


私はインド人訛りの強いアクセントでも構わない!息子と英語でお話してくれる相手が欲しいの!という思いでしたが、帰ってきた英語は流暢なイギリス英語でした。

彼女はイギリスの大学を卒業した後、イギリスで働いていたこともあるトリニダード・トバゴ共和国出身のインド系女性だったのです。

正直、はじめは、トリニダード・トバゴ???どこそれ?なぜこんなに英語が話せるの?なぜそこにインド系???でした。

外国生活の経験がゼロの私ですが、
バイリンガル育児を通じて、日本にいながら、世界の広さ、人種の複雑さ、等々を多くを学ぶ機会を得ることができました。

その後、彼女には定期的に家にきてもらうだけでなく、息子と3人で外食したり、はとバスにのったりといったお出かけもするようにもなりました。外にいるからこそ使う英語がありますので、外での英語体験はおススメです。

家にきていただいたときには、いっしょに巻きずしをつくって食べたりもしました。

こうした外国人の先生たちとの交流は、小学3年生になる直前期にパンデミックで外出自粛となるまでコンスタントに続いていました。
ちなみに、はじめて自宅に外国人の先生がきたのは息子が3歳になるころです。まだ英語もほとんど話せませんでしたので、プラレールなどで遊ぶ息子にひたすら付き合っていただきました。もちろん、英語の本も読んでもらいました。

はじめは、外国人の先生と英語でやりとりさせてみたい、という思いでしたが、結果的には、いろんな出身国の外国人と接する機会をもつことで、外国人に対しておじけづかずに人と人としてコミュニケーションがとれる子として成長できたかなと思います。

中学生になったいまでも、駅などで困っている外国人がいれば、積極的に声をかけているようです。

▶ 外国人の先生と出会うために大切なこと

外国人の先生との出会いで必要なことは、やはり、親もいっしょに英語を話せるようになりたい、という気持ちだと思います。こどもと外国人の先生の仲介役になれる程度の英語力はあるに越したことはありません。

私も、外国人と英語で会話する機会なんて、バイリンガル育児をするまではほとんどありませんでした。バイリンガル育児をしながら、私も英語を勉強しました。英検準1級には4回落ち、5回目でようやく合格しました。

息子をベビーカーに乗せながら、駅などで困った様子の外国人観光客をみつければ、ドキドキしながらも積極的に英語で声をかけるようにしていました。
息子がそんな私の様子をみて、英語を話すのは当たり前のことなんだ、ママも英語を話すんだ、と感じてくれたらいいなぁと思ったからです。

スーパーで外国人に声をかけて先生になってもらったのよ、などと言うと、「英語で話しかけるとかすごい!積極的!」などと言われますが、もちろん、私だってドキドキしていました。いやな顔をされたらどうしよう、とも思いました。でも、息子をバイリンガルにしたい!という強い思いが私に奇跡のキャラ変を起こし、一歩、二歩と前へ積極的に出ていけるようにしたのです。

私は決して、特別なママではありません。
「あの人はすごいのよ」「私にはできない」とみなさんが思う必要なんてまったくありません。本当に、必死でした。

ただただ、「息子に英語という翼を着けてあげたい」「いつか、それで羽ばたいていく姿がみたい」「いずれ私がこの世からいなくなっても、私がつけてあげたその翼が息子をよい人生へ導いてくれるはずだ」という思いに突き動かされていただけです。

どうでしょうか。みなさんも、突き動かされてみませんか?

最後となりますが、バイリンガル育児の記事は「なるべくお金をかけずにバイリンガル育児をしてほしい」をモットーに、無料公開で続けております。モチベ維持のため、コーヒー代サポート形式をとらせていただいております。ご無理ない範囲で、今後も楽しみにしているよ!と応援📣していただけると、継続のはげみとなります。

いつも、お読みいただき、ありがとうございます。ほんと、ご無理なさらず、モチベーションアップにご協力いただけるとうれしいです🥺