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#14 バイリンガル育児の読み聞かせ②


其の一』からの続きです。

英語の絵本をよむなんてできない!と震えている方もいらっしゃるかとおもいますが、大丈夫👍。私もそうでした。

絵本って、「こどもむけだからかんたんに読める」と思っていたら大間違いんですよね。学校で習ったことのないことばがバンバンでてくる。恐竜なんて、発音もさっぱりわからない。
トリケラトプスは「triceratops」。でも「トリケラトプス」なんていわない。

まずは子どもに読んであげる前に下調べと下読みをするのです。
必要であれば、調べた内容をメモったカンペを本にはさんだり、ポストイットをはる。
私は、息子が眠った後にこの作業をしていました。
 
いきなり本番は無理🥹。

これ、自分の「学び」と思ってしまいましょう。
こどもとともに自分の英語力、知識量も増えるのです。

では、下調べとは具体的になんぞや🤔。


①まず、知らない英単語の意味を調べます(日本語でオッケー)。
自分が理解できていない本は読めません。

②発音を調べます。
ネットをつかえば簡単に調べることができる時代です。

③英語でチャチャいれられるように調べる。
これは、①②より難易度上がりますが、語彙を増やしたり、英語絵本という貴重な財産をより有効活用できます。

チャチャって?

たとえば、象さんがでてきたら。

ワオ!ビーッグ!

余裕がでてきたら、

象の鼻、長いね。
耳が大きいね。
象さん好き?
明日、動物園いこうか!などを英語で。

ためらわず、アメリカ人のママになったつもりで思いっきり言っちゃってください。

おそらく、日本語の絵本では同じことを自然にされていることと思います。
たとえば、仕掛け絵本のおりたたみ部分をめくるとき。
「なにかななにかな?」などと声をかけますよね。

それと、同じです。
英語だからといって特別なことはなにもありません。
そして、一度にたくさん盛り込む必要もありません。

はじめは、ただ読む。
2回目は少し足してみる。
3回目はさらに足してみる。

手書きのカンペに情報を付け足していくのです。

こうすることで、たった一冊の本を無限に有効活用することができます。書いてあることないこと、たくさんの英語に触れることができます。

しかも、こどもは同じお話が大好き。
「また?」と言ってしまうくらいに同じ本を「読んで」と親にせがむことも珍しくはないはず。

一説によると、知っている話はかならず同じ流れ、同じオチなので、こどもが安心感をおぼえるそうなのです。

たしかに、生まれてまだちょっとしかたっていない子どもにとっては、はじめてのことばかりの刺激的な日々。そんななか、親が読んでくれるいつもと同じお話は、ほっとできるつかの間の時間なのかもしれませんよね⭐。

ちなみに、英語の絵本。
この子、この意味わかるかしら🤔…と思っても、日本語の説明はいりません。英語は英語で。

日本語の絵本だって、いちいち、ほかの言語で説明しませんものね?


とはいえ、理想通りにはなかなかいかないのが子育て全般。

「ママ、これ、どういう意味?」と聞いてくるかもしれません。
カンペの中に、英語でさっと説明できるような記述があればよいのですが、そうでないときは?

日本語でふわっと、です。

たとえば、「an exhausted cat」がでてきたとします。お子さんはexhaustedがわかりません。
けれど、そこには疲れ切ったネコちゃんの絵が描かれています。それをみて、「ママ、どういう意味」とお子さんが聞いてきたら、「The cat looks very very tired」(すごくつかれているようにみえるよ)と
英語で答えてあげればよいと思いますが、日本語であれば、ふわっと。「なんか、ぐったりしてるよね」程度でオッケー。

「exhaustedっていうのはね、すごく疲れてる、って意味なのよ」などとはいいません。

どうでしょう。
できそうでしょうか。

では最後に、一例としてて
海外のサイトから無料でダウンロードできるお話のページにカンペをつけてみましょう。

元の英語自体はたった2行です。

存在するモノの名前、それらの状態、登場人物の様子を英語で書き出します。たとえば、棚の上にある鍵、壁にかかっている家族写真、ママがすごくおしゃれしていること、2人が手をつないでいること、などです。

日常生活でつかえる言い方を書き出してみるのもよいでしょう。私は日本語の「コンセントに差す」「コンセントを抜く」の英語表現を書いてみたりしました。

ちょっとくらい間違えてもいずれは正しいものと出会うわ、くらいの気持ちでいてください。日本語だって、親が間違った言い方してしまってること、よくあるとおもうんですよね。

ちなみに、わたしは「ape」を1年以上アペと発音しながらよんでいて、なにかで【éɪp】だと知った息子に教えられたことがあります😅。子どもはいずれ親の英語力を超えていきますから😊。

さて、みなさんなら、どんなカンペを作成されるでしょう?

今回使用したお話はこちらから無料で読んだりダウンロードできるかんたんなお話ですので、ぜひ、挑戦してみてくださいね。きっと、がさつなわたしなんかよりも、ずっと上手にできるとおもいます。



最後となりますが、NOTE上、バイリンガル育児の記事は「なるべくお金をかけずにバイリンガル育児をしてほしい」をモットーに、無料公開で続けております。モチベ維持のため、コーヒー代サポート形式をとらせていただくこととなりました。ご無理ない範囲で、応援📣していただけると、継続のはげみとなります。

いつも、お読みいただき、ありがとうございます。ほんと、ご無理なさらず、モチベーションアップにご協力いただけるとうれしいです🥺