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フリースクール開校を目指した理由 〜子どもとのペースの違い〜4

 長男は、異性とうい事もあり、本当に子育てが大変でした。家族の問題等もあり、なかなかの環境の中で育てた第一子。子ども自体にも強いこだわりがあるので、私が妊娠してお腹が大きくなってもお構いなし。午前中2時間、午後2時間は最低でもストライダーを乗り回り、公園では飽き足らず、歩道を一日4時間付き添っていました。
 興味を持つと、居ても立っても居られない様子。でも、私は、私で自分のペースがありますから、あまりにも違うペースに、いつもイライラ。ニコニコしながら子育てしているお母さんが羨ましくて仕方がありませんでした。この感情をどうしたらよいのか、行き場のない黒々としたものを心の底に押し込める毎日でした。そうすると一見すると、見えなくなるのですが、しかし、このどす黒いものは、押し込めてもなくなるものではなく、溜まりにたまって、何か些細なことで、溢れ出すということを繰り返していました。
 家事や育児、仕事など、やらなくてはいけないことに翻弄される毎日。張り詰めた緊張の中にいる毎日。疲弊する日々。募る被害者意識。そのうち、子どもがかわいいとさえ思えなくなっている状態。まったくこころの余裕がなく、こころが固く凍りついた状態でした。それは、必死に自分を守るための手段でした。

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