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びいどろ壜
2024年2月22日 15:06
二月二二日。猫の日。二〇年前の古びて色褪せた一枚の写真を見つける。其処に映るのはもうこの世にはいない彼。一匹で佇む姿。まだ彼が若かりし頃の姿。凜々しい姿に懐かしさと切なさを覚える。 彼と出逢いは自宅のガレージ。一人遊び中にいつの間にかふらっと現れた。彼に興味津々。少し離れた距離から眺める。彼は人の目を気にせず顔を洗う。前脚を器用に使いこなしゴシゴシゴシゴシ洗う。顔を洗い終わり声を掛けた。「初め