見出し画像

歩く ☆85

来月、試験があるのである。

今年から通信の大学を始めたが、事情があって学生証と教科書などが届いたのが5月15日くらいで、

普通に始めた人は4月からなので、1ヶ月半遅れてのスタートで、先週の土日は丸々スクーリングに使ってしまったので、それは2単位取れる筈だから良いのだが、目前に迫った試験対策を考えるとなかなか苦しい展開となってきた。

で、目下オンデマンドで授業を受け続け、小テストをどんどんこなしている最中だが、

動画による授業というのは、私には向いている、かも知れないと思っている。授業は、教室よりも外の方が頭に入ってくるような気がする。

温泉の休憩時、通勤電車の中、晴れた日に(雨でも良いが)歩きながら聞いている方が集中出来る。

かつて、プラトンやアリストテレスはそぞろ歩きをしながら授業を行ったと何かで読んだし、「文人の道」とか「哲学の小径」とか名付けられた所があったりして、歩きながらものを考えるのは最適なのかも知れない?

仏陀は座って静かに思索を深めたそうだが、私は部屋でただジッとしていると頭が煮詰まってしまって長くは続かない。

もともと歩くのは好きある。前に『耳を澄まして ☆69』でも書いたが、昔はラジオを聴きながら歩くのが(自転車の時もあったが)楽しくて、休日毎にそうしていた。

歩きながら、疲れたら適当な店にふらりと入って休憩するのも楽しかった。

財産を失って、浮浪者となった時も、私は何をしてたかといえば、ほぼ歩き回っていたのである。

まあ、冬で寒かったせいもあるのだが。歩いていると、雑念が消えてくれるようだ。ウォーキング・ハイになってしまう事もあるだろう。

ただ、歩くのは、夏の昼間は危険なので止めておいた方が良い。

それこそ、昔、休日にラジオを聴きながら、その日は霞ヶ関の辺りをいつものように気ままに歩いていたのだが、

夏の炎天下で、店は何処も休みで、自動販売機すら見つける事が出来なくて、軽い熱中症になった事があった。

最近、日本の夏は殺人的になってしまった。
夏は、涼しい夜か、早朝を歩くべし。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?