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辛抱 ☆73

「桃栗三年柿八年」という諺がある。

何かの結果を出すには、時間が必要だ、早くても2、3年くらい辛抱しなくてはならないのだと戒めたものだろう。

その続きには「梅はすいすい十三年、柚子の大馬鹿十八年、林檎にこにこ二十五年、銀杏のきちがい三十年」なんてのもあって、何となくどこかで聞いた事がある。

でも、覚える必要はない。

多分ゴロが良いから調子に乗って誰かが付け足したのだろう、意味はないのだ。だいたい柚子も林檎も本当はそんなに長くはかからないらしい。

私の経験を話せば、

商売で見事に失敗したのだが、ついウカウカと7年も粘って、傷口を拡げてしまった。

1年くらいでは、物事の判断ははや過ぎるが、3年もやってダメだと思ったら、方向転換を考えるべきだと思う。

この諺は、我慢せよという戒めと、潮時も間違えるなという戒めもあると思うのだ。


そう、粘れば成功する保証はどこにもないのだから、自分を疑う事も大切だ。来た道を引き返す勇気も必要なのである。


これに似て、「石の上にも三年」というのもある。

由来は、インドのバリシバ尊者という人が、80歳から出家して、3年石の上で座禅を組んで悟りを開いた逸話から来ているそうだ。

間違ってはいけない、彼は3年間もずっと瞑想を続けたのである。その間は横になって寝た事はなかったそうだ。

因みに、私も商売していた7年の間は働き通した。もちろん寝る時間はあったが、充分とは言えなかった。この世で最も忙しいのは自分ではないかと思うほど良く働いた。ひと月休まない事はザラにあった。

3ヶ月間1日も休まないで働いた事もある。その間読書も、映画も、旅行も、楽しむ時間は殆ど無かったと言って良い。・・・・でも、結局は報われる事なく、無残に終わってしまうのである。

私は今月から通信教育を始める。これは最速でも卒業までに4年かかるのである。

もしかして、ここへの投稿にも響く可能性はあるが、なるべく続けたいと思ってはいる。

だが、何教科もあって、正直どうなる事やら分からない。どんな勉強しているかは、それも記事にする事があるだろう、画像も添えて。


なんて記事を書いていたら、電話が鳴り、嬉しいお報せが届いた。

>現在の私は月に7~8回のペースでSPAに通っている。SPAと言うか、それこそ温泉だ。地下のずっと下から汲み上げている都会の温泉。
と、


『楽園 ☆65』という記事に書いたが、その温泉からだった。
なんと、抽選で特賞が当たり、5万円の食事券が貰えるらしい。
(こんなの初めてである)

湯けむり横丁19周年祭

何だかこのところ、ついているような気がする。


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