逃げる。

絶対的な「プロ」と「アマ」の違いは何か。
私が考える答えは、逃げるかどうか。
アマは所詮「素人」。イヤになればいつでも辞められる。引き留められることもそうない(セミプロは別)。
けどプロは。どれだけ厭になっても、どれだけ辛く苦しくても、やり遂げる事を求められる。だってそれこそがプロフェッショナルというものだから。
仮にも肩書きに「プロ」を名乗るなら、要求された物事から逃げられない。逃げる事は許されない。
ここを履き違えると悲劇が待ってる。

プロとは正々堂々と胸を張り顔を上げて誠実に与えられたものを完遂するものだ。
よく言われる事だが、100%中70~80%の技術は常に披露できるのがプロ。

出来ないから「逃げる」。
出来ないと「逃げる」。
それを許されてるとヘラヘラ笑って調子に乗る(一例)。

これはプロではない。プロのやる事ではない。
プロは一言「プロ」と名乗った瞬間から己を律するべきで、早い話が甘えは許されない。
自分はどのジャンルであっても単なる素人でしかないけれども、超一流の方を幾人かでも認知している。その方々は皆己を律し、日々研鑽する努力を惜しまず前進し続け、ある意味道なき道をひた走っている。
常に100%を目指しつつもそう簡単に毎度毎度100%が出せるものではない。人間だもの。だから自分自身の100%のうち、平均して70~80%の技術をキープし披露する。超一流の人は120%を目指し常に100%を披露しようと努力する。
その様な姿を目の当たりするとき、所詮素人の自分でも、そこまでは不可能にしても、1%でも2%でも、どこか自分にも模範になりそうな所は、感銘を受けた箇所があるならそれを参考にさせて頂く素直さを持っていると思う。
「プロ」を名乗りながらその言葉に甘えてアマ以下の日々を送るなら、そんな甘えをその業界は許さない筈で、許す業界はもう腐れてるのだと思う。
遅かれ早かれ淘汰されるであろう業界。そう思う。
業界によっても様々だろうけれど、一つのカテゴリ内に多くのジャンル分けがされている。プロであってもそのすべてを網羅できる人は多くない。カテゴリ一つでいいから究めようとし、極めた人は尊敬に値する。

お膳立てした場からスタートを切ったとしても、その後の自身の努力で自立し自分からドアをノックしていた頃から気づけばノックされる側になる事だって出来る。
けど、いつまでも中途半端な「プロ」でありながらいつまでも受け身で、自身の努力を蔑ろにしながらその立場がさも当然の様に在る人を私は軽蔑するし、到底認められないし、なんなら一刻も早く淘汰されて欲しいと願うばかり。


7/4『クラシックTV』を観て思ったことを吐き出しました。
超一流の筆頭に我が推し〈羽生結弦〉選手がいるのは言うまでもありません。
また、文中に登場する「プロ」は、読まれた方が脳内にイメージした方で読み進めて頂いて結構です。多分合ってると思うので。
私が脳内にイメージしたプロは一人ではない為、公表しません。