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【サソリモドキ】タイワンサソリモドキ

学名:Typopeltis crucifer
英名:ウィップスコーピオン、

 三大奇蟲と呼ばれる虫の中の一つに数えられる奇蟲です。その中で日本にいるのが唯一このサソリモドキです。
 日本には奄美大島原産のアマミサソリモドキと石垣島などに生息するタイワンサソリモドキがいます。若干アマミサソリモドキの方が大きいようです。
 私の飼育しているものはタイワンサソリモドキです。ヤフオクで落札しました。3匹セットで。

 3匹のうち2匹が尾切れ個体です。多分脱皮を繰り返せば生えてくると思っています。
 ところでこのサソリモドキはサソリと名前が付いているのに毒針はありません。尾があるのと鋏があるだけです。実はこのサソリモドキは英名でvinegaroonと呼ばれます。危機を察知すると酢酸を噴射するのです。尾の根本から噴出します。その際の届く距離は20cmほどとなっています。基本臭いだけなのですが、アレルギーがある人は皮膚に着くと症状が出る場合があります。
 実際凄く臆病で、餌やりの時もビックリして酢酸を噴射することがあります。

ミルワームを食べるタイワンサソリモドキ

 サソリモドキはハサミのすぐ後方に長い触肢があります。触肢は感覚器になっているので、餌を与える場合いつも先ず触肢に餌を触れさせます。食べる意思がある場合は鋏を広げて餌をねだります。食べたくない場合は威嚇し出します。0or100の極端な思考のようです。威嚇の姿勢は腹部を上げていつでも噴出できるポーズです。そして噴出すると急いで逃げます。まだまだベビーなのでチョコマカ動く感じですが、成熟した時はどうなるのでしょうか。楽しみです。
 現在飼育はDAISOのスライダーケースの(小)を使っています。サソリと同様に壁を上ったりしないので成長後もDAISOスライダーケース(大)を無加工で使用できるありがたい奇虫です。
 ところで世界三大奇虫のうちサソリモドキとヒヨケムシが我が家にいます。ウデムシも欲しいなぁと考えている私がいます。探してみます。

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