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自己実現不可能!完璧主義が故に何もできない

はじめまして、infj底辺絵描きの人です。

今回は、25歳の私が誰にも言ったことがない心の闇?をさらけ出したいと思いここに筆をとりました。

そんな私が絶賛陥っているビョーキ「完璧主義」について話そうと思います。

さて、理想を高く持ち活動してはみるものの、高すぎた理想と現実のギャップにやられてしまい、結局なにも達成できない……こんなことありませんか??

私がまさにそうなんです……
色々挑戦して試行錯誤するけど、どれも壁を高く設定してしまう癖がやめられず、結局その壁を登り切ることができないまま諦めてしまうんです。

今回は、私が専門学校を卒業してから失敗し続けた暗黒の4年間を紹介します。

これを読んで、
「俺/私の人生、性格はこいつよりまだマシだな」
「下がいるからなんか安心する」
そんな感じで自尊心を安定させてくれたら嬉しいです。

⚠️この記事は、完璧主義な人、infjの人、意識高すぎてがんじがらめになってる人向けの記事です。⚠️

なんも成果が得られなかった専門学校時代

都内屈指の底辺工業高校いた私は、陽キャでも陰キャでもない中途半端な生徒でした。
どっちかに振れていれば、面白い個性として人生に役立つ気がするんですが、昔から何もかも中途半端だったんです。

そんな私が、高校を卒業後、選んだ進路は専門学校への入学。
理由は単純で「まだ、社会人になりたくない」
ただ、これだけです。

絵を描くのは、昔から好きだったというのもありますが、ただただ働きたくなかったんです。

頭の悪い私でも、専門学校に行けば何か変わるんじゃないか、そんな理想、夢物語、シンデレラストーリーを妄想していました。

結果は、周りと比較しては落ち込み、完璧主義の思想が強くなりました。

画力が高い人と自分を比べては落ち込み、理想主義、完璧主義が故に高く目標を設定しすぎて、それを乗り越えることができるはずもなく、自分に絶望して作品を仕上げるのが困難になっていきました。

そして、卒業後、就職することにも逃げてフリーターという選択をします。

高校3年生と専門学校時代で考え方が何も変わっていなくてへこみますがこれが現実で、私に残ったのは、420万円の奨学金と少しだけ上達した画力だけでした。

イラスト/漫画系専門学校は、自分を変えたいと思う人ほど脱落していく傾向があります。
ただ好きなだけで絵を描いている人は専門学校に行かなくても絵が上手くなっていくので、普通に大学に行くか就職することをおすすめします。
これは他の分野でもそうですね。

努力は夢中には勝てない

専門学校卒業後とても痛感しました。
この先も私の完璧主義との戦いが始まっていきます。

自分に可能性を感じたい痛すぎるフリーター時代

思うように画力が上がらないまま就活の時期を迎え、インターン先で見せられた応募者の作品集と社員のイラストのレベルの高さを見て、さらに完璧主義を拗らせてしまいました。

その結果、逃げるようにフリーターの道を選びました。

「このレベルでは就職は無理だ」
完璧を求めるあまり戦いを放棄したのです。

新卒カードを使えば雇ってくれるところがあったのかも知れないと後悔しています。
タラレバなので意味ないですが……

その後は、学童のアルバイトで子供に絵を描いたり、教えたりしていました。
この経験は、いつか話したい私の人生の目標、使命になったことなので機会があれば語りたいと思います。

さて、完璧主義な私はフリーターとなると周りの目が気になってしまうのです。
「専門学校行ったのに就職してないのか」
「あいつ絵下手じゃね?」

そんな幻聴が聞こえてくるほど、プライドが高くなり自己防衛に気を使うようになりました。

どこかで、
「大学卒業しても営業職しか選択肢がない奴らに、あれこれ言われたくない」とか
「お前らにはクリエイターのジレンマなんか一生わからないんだ」
など、正論で攻撃される前人を見下し、マウントを取ることでどうにか心の均衡を保っていました。

そして、周りからは尖った奴認定されて遊びにも誘われなくなっていきました。

申し訳ない気持ちはすごくあるんです。
しかし、完璧主義だからこそ未熟な自分が許せなくて、認めたくもなくて他者に攻撃してしまうんです。
そうしないと現実を見ないといけなくなるから。
怖いんです。何もできない自分が……。

変に自己愛が強いから自分を信じて活動するけれど、途中で諦めてしまって、悔しくてまた自分を嫌いなって、性格も変えられなくて苦しいんです。

頭ではわかってる、やらないとなにも始まらないって。

全ての元凶は完璧主義。
心からそう思います。

やっとの思いでデザイナーとして就職。しかし、自分を大事にして欲しくて1年で退職

専門学校を卒業して2年。なにも成果をあげられないまま時間だけが過ぎていき、流石に焦りを感じた私は、思い切って就職することを決意しました。
能力が乏しい私は80社にエントリーしても、面接に通ったのは4社のみ、

内訳

マニュアルイラスト制作会社(能力の無さを見透かされ落ちた)
イベント会社のデザイナー(コミュ力の高さから営業に推薦されてしまう/辞退)
電気工事の事務兼デザイナー(コミュ力の高さから電気工事士に推薦されてしまう/辞退)
営業会社のデザイナー(ここに入社)

やっとの思いで入社した会社では、デザイナー兼イラストレーターとして仕事を任されていました。
しかし、次第に事務作業が増えていき、デザイン業務は後から入社したwebデザイナーに任せることになり、
私のイラストやデザイン業務の仕事が減っていきました。そして、事務や営業、ディレクション業務ばかりが増えていったのです。
仕事にはやりがいを感じ、上司や社長からの評判も良かったですが、私は根っこからのクリエイター気質。
クリエイターとしての私を見て欲しい、大事にして欲しい、そんなメンヘラみたいな思いが爆発して、退社を決意しました。

ブログに挑戦するもすぐに結果を求める完璧主義な私はまたもや挫折

会社をやめて、私が次に挑戦したのはブログです。
ジャンルは控えますが、上手く行けば30万円くらいは稼げるジャンルでした。
アルバイトをしながらブログの収益を安定させて、それからイラストに集中しよう!
そう思っていました。

ワードプレスでサイトを立ち上げて、1記事書いてみるも、あまりの下手さに絶望してしまい3日で挫折してしまいました。
その後、ライティング、マーケティング、seoの本を買い漁りサイトデザインも一から作り、満を辞して始めるまで6ヶ月も時間を使いました。

失敗したくない、恥をかきたくない、小心者の完璧主義な性格が滲み出てて笑えてきます。 

その後3ヶ月で50記事書いたところで、燃え尽きてしまい、結局半年でブログを辞めてしまいました。

得られた収益は6千円

その後も活動すれば、収益が増える可能性があったと思いますが、執筆には膨大なエネルギーを消費するのと、売るための記事を書くことが苦痛になってしまい諦めました。

完璧主義は短期で結果を求めるため、ブログのような長期戦には性格的に向いていないのです。

すぐに成果が出ない自分を認められないんです。
何事にもせっかちなんです。

しかし、ブログで得られた知識は、youtubeや発信活動、営業活動、プレゼンテーション等で使えるので、その点ではやってよかったと思っています。

挫折しまくりの人生で得た教訓

完璧を求めると結局何もできない。
完璧でなければそれ以外は失敗だと決めつけてしまうから。

成長のスピードは二次曲線的に上がっていく。
今、止まって見える時期もゆっくりだけど成長は確実にしている。
それを気長に自分に期待しながら待ってみるのがとても重要なんだと気がつきました。

色々なことに手を出しては挫折ばかりの私の人生ですが、遠回りでも少しずつ自分の力になってるのかなと思ってます。

人間には2通りの人がいます。

  • 早咲きでそのまま登って、色んなものを手に入れる人

  • 遅咲きで人生経験を積み、深みが増していく人

私、完璧主義の人間は明らかに後者です。
挫折しないと覚えないし、挫折した後も学習しない、とても不器用な人です。
だからこそ、たくさん挫折して体がボロボロになってはじめて、自分の病気を自覚して改心していくのだと思っています。

私は幸運にも25歳になってやっとこの病気を自覚しました。
しかし完治までには至っていません。
今も同人誌を描くという新しい目標に向かって活動しています。

完璧主義、意識高い系、infjは空想が大好きな子供です。
生まれつき普通の人生では、ドーパミンが出ないんです。
でも、これって悪いことなんでしょうか?
自分の周りはいい環境の方が生きていて楽しいですよね。

何かを成し遂げた人たちは、やっぱり普通の人とはどこか違う気がするんです。 

これを読んだ人は、完璧主義に日々悩んでいると思います。
しかし、その病気さえ治れば、自分の理想とする未来に近づくんではないでしょうか。

まずは、ダメな自分を認めて、変えられない自分も認めて、低すぎてダサすぎる目標から乗り越えて、SASUKEのそり立つ壁くらいは乗り越えていきたいですね。


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