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つぶやき俳句

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俳諧の面白味に挑戦しょうと思い詠んでみました。
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2024年4月の記事一覧

令和六年四月二十七日 《つぶやき俳句》

 庭にアガシュ、和名は十二単の花が咲きました。娘から遠い昔の母の日のプレゼントに紫色のニットのアンサンブルを貰いました。私には、紫が似合うそうです。🤭

    若き日の十二単の花の色

     ─ 林 花埜 ─

令和六年四月十八日 《つぶやき俳句》

先日、孫の野球観戦に行ったら、雀が桜の枝を飛び回り、嘴で桜の花を食べていました。初めて見ました。花の蜜を食べているのかしら?

   花食ふて雀とびとび枝ゆらす

        林 花埜

令和六年四月十六日 《つぶやき俳句》

 昨日は、気温が急上昇。
30 ℃近い体感になりました。
庭の花桃も急いで咲いたようで、知らないうちに満開になっていました。

   忙しさよ初夏の風ふく花の桃

     ─ 林 花埜 ─

令和六年四月十二日

 毎年、この季節に、近くの電線から囀りが始まります。ピ~ピ、ピ、チュルピュリピー♪

 二階窓の下にはあすなろの木。針葉樹の香りと囀りで、雌が集まり、コンサートが始まるのです。

    囀りや君を虜に花の頃

     ─ 林 花埜 ─

令和六年四月十一日

 季節は春酣(たけなわ)。
もう、誰も住んでは居ない斜向かいの家の鉢に、ムスカリの花が寂しく咲いています。

 フェルメールの青風やムスカリの花

     ─ 林 花埜 ─

昨日は、花冷えで大変寒い日になりました。風はビュンビュン、それでも、公園の桜が咲き始めました。う~、さぶさぶ。

  花冷えやそれでも愛でる花の頃

     ─ 林 花埜 ─

令和六年四月四日

 朝、真っ白な羽毛の雀を見ました。目鼻立ちがくっきりとして、まるで、雀の光源氏のようでした。

  野に立てるやわき裸体や土筆摘む 

        林 花埜

 馬酔木を読めませんでした。
馬酔木は(あせび) Or (あしび)
 馬が食べるとふらふらしたり死ぬこともあるそうです。
花言葉は、「犠牲」「献身」「清純な心」「あなたと二人で旅をしましょう」です。

  ふるさとの山河は遥か花馬酔木

     ─ 林 花埜 ─