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もはや私はターゲット客層ではない?【沖縄ホテルの話】(2024/04/22)

 今日、たまたま偶然知って驚いたことがあります。

 私は沖縄には本島・離島含めて何度か訪問したことがありますが、その中でも穴場的に気に入っていてリピートしていたホテルがありました。また沖縄に行くことがあれば、次もそこに泊まりたいと考えていたホテルでしたが…運営会社が変わり、大幅にリニューアルしたようです。(あえて名前は伏せます。)

 嫌な予感がしましたが、調べてみたところ、変更後の運営会社は外資系の会社でした。従前は日本の会社の運営で、もとの建物が古いのですが部分的に改装しており、自分としては値段とその他スペックを考慮すると、概ね満足していたホテルでした。

 しかし、運営会社が変わってリブランドしたことにより、目立つ部分の大幅な改修が行われたようです。これまでは、「ファミリー層向け」の印象でしたが、HPを見る限り、もう少し高級路線を狙っている様子がうかがえます。

 もちろん、リニューアル後の宿泊代金は、改修にかかった費用の上乗せがされているはずですが、元の建物が古いことから、ターゲットとしたい顧客層の要望に添えているとは思えず…リニューアル後のクチコミを見ていましたが、あまり良くないものが目立ちました。リニューアル前からリピートしている人も「リニューアル前のほうが良かった。価格が上昇している分の期待値に見合わない中途半端さが目立つ。」と。

 従業員の人手不足を指摘するクチコミも目立ちました。アクセスがあまり良くない分、周囲が騒がしくないところが気に入っていましたが、その割にホテルの規模が大きすぎることから、周辺の労働人口を考えると、人手不足のこの時代には従業員を確保しづらい側面も多分にあるのだと思いました。

 ファミリー層は、(一部の高所得者を除いては)なるべく価格を抑えて泊まりたいと考えており、その分、施設が多少古いことには目をつむる…という世帯は多いのではないでしょうか。清掃が行き届いてなくて不衛生というのは論外ですが、子供が部屋の備品を壊すのではないかという心配があったりとか、子供自身が施設の古さ等には特に気にしない年代だと思うので、私は最近は築年数の古さなどは大きく気にしなくなりました(程度によりますが)。

 ということを考えると、先ほどのホテルは、リブランドしたことでターゲット顧客層を変えた印象がありますが、それにしては施設本体が古すぎるので、どうも需給バランスが一致しづらい気がしてきました。リブランドする前の、「めちゃくちゃオシャレというわけではないけど、そこまでボロボロではなくて、ファミリーが泊りやすい雰囲気のホテル」のままのほうが、需給バランスが一致するのではと思ってしまいました。しかし、ファミリー層だと、そこまでお金落としてもらえないと考えたのですかねぇ?インバウンド向けというなら、それはそれで納得できるかもしれないですが、どうもラグジュアリー感は望む客層は満足できないかもしれないです。

 フワッとした記事ですみません。今後のこのホテルの推移を見守りたいと思いました。


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