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過去唯一の海外旅行からの残念な回顧録(2024/11/02)

(※サムネイル画像はCanvaのものです。本文とは直接関係ありません。) 

 先にお伝えします。私は日本語しか話せません。そして、人生唯一の海外旅行は、学生時代に「卒業旅行」などと銘打って出かけたイタリア旅行です。

 海外渡航経験が豊富な方が見たら、「はぁ?笑」というような内容の記事かもしれませんが、生暖かい目でご覧いただければと思います。


 まず、その旅行に行ったのは2000年代前半でした。スマホは無い時代で、インターネットも使えると言えば使えた時代ですが、私の情報収集能力が低く、海外の事情などほぼ無知な状態でした。当時、「地球の歩き方」という紙の本で現地の情報を収集するのがスタンダードだったような記憶です。また、家族や親戚にも海外渡航経験が豊富な人は皆無だったので、自分とすれば、「全く未知の世界」の話でした。

 というわけで、個人旅行は不安だったので日本人の添乗員同行のツアーに参加しました。しかし、「初日だけ自由行動」のプランでした。確か現地で3~4泊くらいするツアーでしたが、「自由行動って言っても初日だけで、他はみんなと一緒に行動だから大丈夫でしょ」くらいの感覚で申し込んでしまいました。

 これについて、後悔することになるのですが、「滞在最終日」に自由行動なら、ある程度の慣れみたいなものもあって、なんとかなったかと思うのですが、いきなり初日に放り出されてしまったので、右も左も分からない状態で、本当に困りました。

 英語すら話せないくせに、イタリア語なんか読めるはずもないし、話せるはずもない。まず、一番困ったのはトイレでした。私は、どちらかというとトイレが近いほうなのですが、日本にいる感覚で、「探せばどこでもトイレに困ることは無い」と思っていたのが大間違いで、常にトイレ探しとの戦いになってしまいました。また、「トイレどこですか?」というイタリア語も、ガイド本に載っていたカタカナ発音でトライするも、現地の人に全く通じず。

 「日本がトイレに恵まれている国である」ということを理解したのは、この旅行の最大の収穫だと思いました。(そこかよ)

 他にもいろいろあるのですが、たとえば徒歩で道路を横断するときに、割と強引に行かないと車がなかなか停まってくれないのでいつまでたっても渡れないとか、まぁ「日本で当たり前のことが、全く当たり前ではない」ということが多々発生するわけです。

 当時の私は(いや、今も?)、変化や冒険を好まない性質なので、こういった「想定外の出来事が次から次へと多発する」ことに対して、「楽しむ」というより「不快・つらい」のほうが圧倒的に勝ってしまうのです。

 なので、イタリアで素晴らしい景観をたくさん見ましたが、
「美しい景観の記憶 < トイレに苦労した記憶」
という状態になってしまっている残念な私がいます。

 あれ以来、「二度と海外に行きたくない」と思ってしまい、今に至ります。

 木下ファミリーの皆様におかれましては、ビジネスレベルで英語をお話され、海外生活経験も豊富な方が多い印象ですが、本当にそのバイタリティには敬服いたします。

 なんていうか、海外渡航経験が豊富な方って、「想像してないことが起きる」ことに対して、抵抗がないのか、慣れたのか、いろいろその辺の気持ちの部分を聞いてみたいという気持ちがあります。

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ななうみ
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