障害福祉サービスの申請をしました

昨日、初めて障害福祉サービスを申請しました。

新しいことをはじめるのはとても緊張します。でも、私の存在を尊重してサポートしてくれる人が周りにいると心強いです。

○障害福祉サービスに辿り着くまで
新卒で働いた会社を退職し、また働きたいけど働く自信がない、うつ病で休職していて体力もかなり落ちていて、いきなり働くのは難しいし不安…
主治医に相談すると、障害福祉サービスを勧められました。
役所の福祉課へ行き、パンフレットをもらい、相談機関に電話をして話を聞きに行きました。
相談員の方が私の話をじっくり聞いてくれて、話し合って就労移行支援サービスを使う方向になりました。
就労移行支援事業所の2ヵ所を見学体験させてもらい決定しました。

○事業所の体験
一つ目はカフェで厨房体験をしました。職員さんも利用者さんも優しく教えてくれました。ここで気づいたことは、「曖昧なことを理解するのが苦手」「厨房が苦手(なぜなのかははっきりとはわかりませんが、情報量が多いこと、物があちこちにあって混乱することも原因かもしれません)」ということです。
例えば「卵を二つ割って混ぜてください」「ボールをここに閉まってください」
「右の冷蔵庫に○○が入っているので、とってきてください」
「ここの場所の掃除機をかけてください」
どの指示も難しく、実行に移すまで時間がかかってしまいました。
卵は何を使ってどう混ぜるか、ボールがうまく入れられない(大きいボールを下にして小さいボールを上に重ねていくときれいに入れられることを教えてもらいました)、冷蔵庫から対象物を見つけられない(テープや色分けされていたら見つけやすいです)、掃除機のコンセントはどちら側から差せばいいのか、どういう手順を踏めばいいのか…。一つ指示を出される度に頭の中が忙しくなりました。
どういうことが苦手かが分かるということは、どうしたらやりやすくなるかを考えることができます。そんな気付きがあった体験でした。教えてくれた皆さまに感謝です。

2ヵ所目は封筒をビニール袋に入れる作業の体験をしました。端と端を合わせて、しわが入らないうにぴっちりと入れるのが難しかったですが、手順を丁寧に教えてもらいました。自己流ではなく、最初に固めの板を入れたらきれいに入る、とか、最初の時点で左右の余白を一緒にしたら均等になる、など一つ一つの手順を理解してやることで、上手くいって少し自信になりました。
集中力が続かなくてもお昼休み以外にも休憩があったので、リセットしやすかったことと、休憩時間は一人でいる人や話している人など個々に好きなことをしていたので、私も動き回ったりソファーに座って天井を見たり、自分がしたいことをして休むことができたことで、居心地の良さを感じました。

○いよいよ障害福祉サービスの申請
そして昨日、事業所職員さんと一緒に役所へ行って申請をしてきました。
身体のこと、精神のこと、普段の生活など、たくさん質問をされて疲れて途中から右の頭が痛くて辛かったです。でも決して否定をしないで優しく尋ねてくれる職員さんのおかげで自分のことをたくさん伝えられたのと、職員さんが言い換えて復唱してくれることで自分でも気づいていなかった新たな発見もありました。

障害年金の申請の時に主治医からいくつかの質問を尋ねられた時は、全て曖昧な質問で質問の意図がわからず「できます」と一言で答えてしまっていたことも、細分化することで、「ここの部分はできるけど、ここの部分は支援が必要」と認識することができたのは大きな収穫でした。

こうして障害福祉サービスの申請が終わりました。

---------

とりとめもない話ですが、最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?