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私の後ろに居たのは

私の先輩から聞いたお話です。
一応仮名として先輩を愛子さんとします。

愛子さんの前職は、病院の介護士をしていました
病院だけあって、いるものはいるんだろうな、という感覚はあったそうです。
ですが、愛子さんには霊感は無いそうで「思う」程度の感覚だったそうです。

当時、愛子さんの先輩で霊感を持っている人が居たそうです。
その先輩と夜勤をする事があり、度々怖い話を聞いていました。
そんなある日の夜勤、、、
先輩とエレベーターに乗る事になり、普段は何にも感じないのですが、その日はどうもエレベーター内で変な感覚を覚えたそうです。
そして、先輩に「なんか変な感じしません?」と言ったところ先輩は「そう」とニコッとしながら返答したそうです。
エレベーターから降りて、ステーションに戻った時、「大丈夫?」と先輩から聞かれました。
「え?大丈夫ですけど」愛子さんは答えました。
すると、先輩「良かった!だってさっきエレベーター内で愛子の後ろに居たからさ」
と、言われたそうです。

愛子さんは、先輩になぜあそこで微笑んで「そう」と答えたのかと聞いたところ先輩は「あそこで2人して動揺したらああ言う紛い者の思う壺だからだよ」と答えたそうです。

愛子さんは、今でも忘れられない話だと語ってくれました。

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