エンジョイカメムシ

すきなものについて適当に雑多に書く予定です。    中身は多ジャンルオタク、名前は(仮…

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すきなものについて適当に雑多に書く予定です。    中身は多ジャンルオタク、名前は(仮)です。      時々読み回りいいねを落としています。お邪魔しました。

最近の記事

普通とは 厨房のありす 

「普通」という言葉を最近やたら目や耳にする機会が多かった。もしかしたら自分が「普通」という言葉に敏感になっているだけかもしれないが、どうであれわたしの生活において、「普通」という言葉に触れる機会が多かったのは事実だ。 門脇麦さんが主演の『厨房のありす』を観始めた理由は永瀬廉さんが出演するからではあったが、なんだかんだ毎週楽しく(時には突っ込みながら)視聴していた。 特に序盤はさまざまな事情を抱えた人間がいるのだということを、美味しそうな料理でふんわり包みながら伝えていて、ほ

    • だが情ちがいさがし②

      こちらの続きです。 第2話 大きな声が出せますか?●地上波と円盤の違い→なし ●脚本と円盤の違い 【シーン1〜3】 割とシームレス 【シーン4】 山里「鬼気迫るっていうかさ」なし 【シーン6〜8】 明確に分かれているというより6と7を入れ込んで8に繋がる感じ 【シーン10】 タイトル俯瞰 【シーン22】 公園っていうか高架下 若林「夜間〜すごくて」なし 【シーン23】 若林「一応、〜」とその次の徳義のセリフなし 【シーン25】 鈴代「それは何風〜」 麻衣「少な

      • 夜明けのすべてに幸福がありますように

        この先は泣いてしまう。 そう思って本を閉じる。昼と夜の狭間を縫うように走る電車が最寄駅に到着したのはそれから10分ほど後だった。 最寄駅でいつもと反対側の出口へと向かう。買い物をして帰るためだ。改札を出て普段は右に曲がるところを左に曲がって、駅ビルと言っていいのか微妙なレベルの商業施設を抜ける。 エスカレーターを降りてすぐにある昔ながらの花屋がなんとなく目に入る。店先に並んだ霞草の花束には「特価!385円」の値札が貼られていた。横目に見ながら通り過ぎて、思い直して手に取っ

        • だが情ちがいさがし①

          ○だが情熱はあるの地上波、円盤、それから脚本を比較して違いをまとめておくただのメモ書きです。 ○地上波(録画)、円盤、シナリオブックにて確認しています。 ○シナリオブックの柱の数字で書いてるので持っていない方はなんのこっちゃ…なメモ書きになると思います。 ○その他別に脚本と違うとかではないけど個人的に面白いなぁと思ったところは★マークで書いたり書かなかったり。わたしが【】と★の分け方を曖昧にしているのでどうなることやら… ○12話までできるか…?? ○ちなみに見出し

        普通とは 厨房のありす 

          これは嫉妬の物語、即ち愛の物語

          シェイクスピアをみた。 もちろん本人という意味ではなく、シェイクスピア作品を元にした演劇を、ということだが。 友人の勧めから観ることになった「Casual Meets Shakespeare 『Othello SC』」に出会うまでにわたしが触れたシェイクスピアは、中学生の頃間違えて借りた「ロミオとジュリエット」のみだった。 他の本のついでだったと思う。 当時のわたしは話は知っているが読んだことはないからという軽い気持ちで手に取った。 それと、少しカッコつけたかったのだ。

          これは嫉妬の物語、即ち愛の物語

          映画『PERFECT DAYS』と毎日を生きること

          年末にPERFECT DAYSを観た。 映画通では全くないので監督がどんな方でどんな過去作があってどんな作風なのかとか、社会問題が〜とか貧困の美化が〜とかそういうのはよくわからない。 Xでは様々な意見を目にしたが、わたしは好みだったし、個人的に最近考えていたことの1つの在り方を見つけられたように感じられた映画だった。 たまたま他の映画を観た際の予告で惹かれて観に来た人間の、ただの感想である。 こんな前置きは本来は必要のないもので、けれどもどうしても予防線を張ってしまうのは

          映画『PERFECT DAYS』と毎日を生きること

          5年前、突如わたしの人生にアイドルが現れた

          それはいくつもの偶然が重なって起こった些細な、だけどわたしにとっては重要な出来事だった。 2019年1月5日、わたしは珍しく友人の家にいた。 新年会をやろう!と数人で集まり、鍋を囲む手筈になっていたからだ。 そのほかにも各々食べたいものを作って持ち寄ることになっていて、家主はわたしたちが到着した頃は仕上げをしていた。 「ちょっとテレビでも観てて」 家主の一声で明るくなった画面には、黒スーツにサングラスという出で立ちに身を包んだ無表情の男たちと、カラフルで身軽そうな格好をし

          5年前、突如わたしの人生にアイドルが現れた