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エネルギー管理士試験(熱)を受験した感想

2023年7月30日に行われた。エネルギー管理士試験を受験したので以下に感想を述べようと思います。

■エネルギー管理士試験とは?

まず、エネルギー管理士についてですが、エネルギー管理士は、工場におけるエネルギー使用方法の改善、管理をするのが主な仕事です。この試験は国家試験で、合格率が約30%と、そこそこ難しい試験です。必須共通科目と、「熱分野」と「電気分野」があります。私は今回「熱分野」で受験しました。

■科目と合格基準

「熱分野」、「電気分野」いずれにおいても科目Ⅰ~Ⅳまでの4科目があり、それぞれ6割以上の得点で合格となる。(科目合格もあり、次の2回分は免除となる)。

■自己採点の結果

・科目Ⅰ: エネルギー総合管理及び法規 (共通科目)
    得点: 157/200 (78.5%)
・科目Ⅱ:熱と流体の流れの基礎
  得点: 184/200 (92.0%)
・科目Ⅲ:燃料と燃焼
  得点: 102/110 (92.7%)
・科目Ⅳ:熱利用設備及びその管理
  得点: 232/280 (82.9%)

■試験を受けてみて(感想)

試験時間がとにかく長い!!!
ひと科目あたり試験時間は80分または110分で、初受験の場合、4科目これを一日に行うので、かなりの長丁場になります。なので、集中力を持たせることが重要だと思います。
出題範囲でいえば、計算は熱分野は高校物理の熱力学や、大学の化学工学(ベルヌーイの定理、エンタルピー計算、熱伝導..など)なので、大学でこれらの勉強に触れていると理解しやすいかも。
計算問題自体は、それほど難しいものではなく、イメージとして大学の共通テスト(センター試験)程度の難易度だと感じました。(決して落としにかかっているような出題のされ方ではない)
なので、今まで上記の分野を全く勉強してこなかった人でも十分に合格は可能であると思う。


■私がしていた勉強方法

勉強期間:5月~7月末までの3か月間
教材:エネルギー管理士試験講座 , 過去問集

①過去問にひたすら取り組む。
特に計算問題は、慣れが必要です。3,4年分解いてみると「あれ、またこの問題か」という風になりますので、5~8年分は過去問を解くとかなりの仕上がりになると思います。(私は、大体6年分ぐらいやりました)
②見たことない機器はググってイメージを持たせる
エネ管にはいろんな設備や装置が登場します。またそれについての計算問題も出題されたりしますので、ネットで検索して実際の物を確認すると、理解が深まると思います。
③過去問で間違えたところをノートにまとめる
④式を自分で導き出してみる(特に科目Ⅱの分野)

最後に

エネ管は短期間で集中して勉強すれば、決して受からないものではないと思いますので、最初は膨大な量に見えるかもしれませんが、諦めずに頑張ってください!



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