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シナ(チャイナ)文化の特異性

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岡田英弘全著作集(全8巻)の「Ⅳシナ(チャイナ)とは何か」より、中国文化の特異性を紹介する部分を抜粋してご紹介する。十数度、のべ1-2か月の滞在に過ぎないが、同国のビジネスマンた…
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2024年4月の記事一覧

(10) およそ中国数千年の歴史を振り返っても心中はただの一件もない

中国人には「心中」というものがないと言われても、昭和の人間にはにわかには信じがたい。 と…

梶文彦
3か月前
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(1)中国:民族の成立とシナの歴史

 中国人の企業経営  20年程前の10年間ほど年に数回は中国をはじめ東南アジアの各国に出かけ…

梶文彦
3か月前
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(2)第4のシナ:日本化の時代-中華民国以降—日本の影響

 前回の「第4のシナ:日本化の時代-中華民国以降—日本の影響」の中で、第1期から第4期ま…

梶文彦
3か月前
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(3)中国民主化の始まり――孫文・辛亥革命

 ・・・とご紹介した。孫文から蒋介石へとつながれ、結果として毛沢東の中国共産党に敗れ台湾…

梶文彦
3か月前
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(4)中国人は人を信用しない。

■中国人の敵は中国人である。  何やら物騒なタイトルになったが、そういうことらしい。  …

梶文彦
2か月前
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(5)中国には外交政策・世界政策がない

 日中関係でいえば、ことあるごとに、尖閣諸島をめぐる国境問題や南京大虐殺が声高に叫ばれ、…

梶文彦
2か月前
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(6)漢人にとって「公」とは、私腹を肥やす手段

■官吏のワイロは伝統芸  シナでは官吏に登用されるには厳しい「科挙」という登用試験に受からねばならなかった。科挙に受かるのは極めて珍しいほどの難関であり、万一登用されれば出世は保証される。そのため、親類に優秀な児童が一人でもいれば、親戚がこぞって入れ込み、何とか科挙に受かるように支援する。  物理的、金銭的、精神的にも入れ込む。長じて親戚の一人でも科挙に受かって官吏に登用されたりすれば、任地にまでそろって同行し、任務にまつわる業務に参加させてもらって、一緒に甘い汁を吸おうとす

(7)現代中国語に革命をもたらした日本語

 ■漢字には品詞もなく、性も数も格も、変化もない。  ・所有を表わす日本語の「~の」に当…

梶文彦
2か月前
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(8)日清戦争――日・シナ関係の歴史的大逆転

 私たちから見る日中関係は、日本(倭)が歴史始まって以来、長い間、先進国として中国から…

梶文彦
2か月前
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