「Mr.FULLSWING」を考察して他の野球漫画オールスターに対抗する記事②

諸君!野球漫画は好きか!

熱血に青春、チームメイトとの友情と成長、ライバルたちの死闘と苦しみながら勝ち取った感動の勝利!いつの時代も、そんな青臭い白球の物語は人々の心を掴んで離さない。

ところで

それらの要素に加えて少年誌ギリギリの下ネタを含み、変質者を主人公にした野球漫画があるのはご存知だろうか。

その名も

「Mr.Fullswing」

詳しくは前の記事を読んでください。

今回はこの下半身も超人という野球漫画を更に掘り下げて考察していきたい。

Mr.Fullswing考察①「各ポジション最強とは?」


「Mr.Fullswing」は個性豊かな超人たちが神々の領域に達した身体能力で野球を楽しむという、高尚すぎて何一つ伝わらない野球漫画である。

さてそんな超人野球のオールスターチームを組む上で無視できないのは、各ポジション最強メンバーの存在である。

埼玉代表以外ろくな活躍をしていない


早速ネタバレなんだが、主人公のチームは埼玉県予選の準決勝でセブンブリッジ学園に敗退する。

つまり、作中では予選レベルの高校しか深堀りされておらず全国区の連中とは殆ど対戦もしていない、という事になるのだ。

しかしその後、頭が野球ボール型に改造された謎の人物(1回しか登場しない)の一言で、県ごとの最強を決める「県選抜大会」が開催され、やっと全国区の選手が拝めることになる。
のだが……。

ハッキリ言って、主人公擁する埼玉代表とライバルである大阪代表以外はロクに活躍もせずに消えて行った虫けらばかりである。

村中兄貴のナックル(小町)を「揺れ玉」扱いしてピンポン球のようにバックスクリーンに持ってったやつもいたが、そんな「たかがやべぇ高校生」レベルじゃお話にならない。

打球でバックスクリーンを爆発四散させるレベルじゃないと通用しないのである。

これらの事から、ポジション最強も埼玉代表と大阪代表が多く並びそうだ。

各ポジション最強の基準


先ほども言ったが、打球で球場が半壊する打者がようやく通用する世界なので、このレベルの選手は問答無用で採用したいところだ。

ちなみにこの漫画、守備面は強固な選手もまた多く、黒選の小饂飩と泥方の三遊間は圧倒的で読者に絶望すらさせた。でも彼らはギリギリ人間離れしてないので採用しにくい。

外野に飛ぶボールはだいたいホームランかヒットばかりなので殆ど守備で活躍していない選手もいるが、打撃面・守備面で人間離れした異常な能力を持った選手は優先してレギュラー入りすることができるだろう。

ポジション争い激化

「Mr.Fullswing」には大きな問題がある。この漫画ポジションごとで優劣が激しく、三遊間などは人材が豊富なのに外野手はなぜか活躍の場面が殆どない。

例えばセンターレギュラー筆頭格の朱牡丹(華武)なんかは、「何が凄いのかよくわからんけど華武のレギュラーだから最強」みたいな曖昧な理由で選出されてしまうこともある。

キャッチャーを見ていくと、身内にもライバルにも明らかに高校生じゃない化け物がゾロゾロといる。(ラオウみたいな体格のやつが高校生を名乗ってると思った方がわかりやすいだろう!)

しかし、ラオウみたいな連中「ただ体がラオウなだけ」なので総じて大して野球が上手じゃないのだ。

そんな中、黒選高校の「村中由太郎」という天真爛漫で孫悟空みたいな見た目の野球選手っぽくないやつがいる。こいつ、なんと打球でポールをへし折る。球場で〇人か負傷者が出かねない危険な人物である。はい採用

Mr.Fullswing考察②「ポジション別最強候補」

長くなったが、以下では確定しているキャッチャーや複数人人間じゃないのがいるピッチャー以外の最強候補を並べて行こう。

一塁手

ファーストを守るミスフル最強の選手は2択。それは前の記事でもあげた「鳥居剣菱」か、大阪代表の「鵙来九郎」だろう。

鳥居の方は、もう言うのも馬鹿らしいんだがホームランボールをキャッチされても外野手ごとスタンドインさせる打球を打てる人間じゃないバッターである。

鵙来の方は、登場した時すでに漫画を終わらせるために深堀されなさすぎて全然凄さがわからなかったけど、全国各県代表ピッチャーの球を殆どホームランにできちゃう「ホームランしか打てない人」である。シンプル最強すぎる。

とりあえずミスフルの数少ない全国レベル、「鵙来」が最強でいいか。鳥居はピッチャーでも指名打者でもいいしな。

二塁手

二塁手は蹴りだけでボールを止めて、好きなところへ蹴りでライナーを飛ばし好きなところでアウトを狙える華武高校の「久芒白春」で決まりです。

あのね、せめて野球をやってください

ちなみに野球規則によるとスパイク等に当たったボールはノーバウンド判定であり、地面に落ちなければゴロ扱いされない。どんなライナーも久芒の前に飛んだら、ルール上問題なくピッチャーフライとかにできますね!!野球やれ

三塁手

主人公・猿野天国しかいない。マジでいない。
超能力漫画って主人公はシンプルな能力で、トリッキーなライバルと戦うイメージがある。まぁこの漫画も超能力バトル漫画なので、シンプルに打球で球場を半壊させかねない猿野は最強候補ですね。

遊撃手

これも前記事で紹介した、蛇神さんで決まり。だってこの人がやってることも大概野球漫画じゃないんですよ。

眼力だけでボールを捉えるし、ユニフォームを脱いで体中梵字まみれでバッターボックスに立つわ、3秒後の世界を見てるわ。空中を飛んでどんなバウンドでもキャッチするわ、空中で回転しながら送球するわ。野球漫画だぞこれはいい加減にしろ。グローブが凄まじく似合わない。

左翼手

レフトはセブンブリッジ学園の霧崎を出したいところ。作中ナンバーワンの走力を持つんだが、その能力は「蜘蛛走脚」とかいう蜘蛛が憑依したような技で成り立っている。意味がわからん。

ちなみに守備にも応用でき、蜘蛛だからフェンスを地面のように走ることができる。バッティングはパワーヒッターではない。居合斬りで打ってるだけの普通の高校生。

中堅手

ここまでは超能力を持った人間が揃っていましたが、マジな地球外生命体を紹介する時が来ました。その名もセブンブリッジ学園「空環土本」

彼のスペックを見てみよう!身長231cm 体重272kgだ!!!!

????????????

この巨体のうえにジャンプ力が凄まじく、ホームラン性の打球を難なくキャッチしてしまう「ギガントマウンテン」が必殺技のスーパーロボットだ。

バッティングはよくわからなかったが、ホーム突入時のタックル「ギガントアバランチ」はキャッチャーをぶっとばしバックネットにめり込ませます。普通の高校生ならしんじゃいます。

そういえばこいつだけ埼玉選抜に選ばれてなかったけど、ゴーレム扱いされていたからなのだろうか。注目して差し上げろ。フィジカルがどうこうの問題じゃねぇぞこいつ。

右翼手

うーん。

朱牡丹……牛尾…………それなら牛尾かなぁ。二人とも種族が「人間」なので特に語ることはないです。

打順はこれだ!!

ピッチャー以外各ポジションの最強が揃ったので、あとは打順を決めるのみである。

ミスフル野球は基本的にセオリーな打順(4番は最強、1番は足速いなど)が採用されており、たまにセカンドチャンス打線などという上位と下位に2回クリーンナップを設置する奇抜すぎるものがあったが、そんな羊谷(主人公擁する十二支高校監督)の独特すぎる野球は無視する。

その結果、オールスターの打順はこうなった。

1番 右   牛尾(朱牡丹) 埼玉)十二支高校
2番 左   霧崎 )埼玉 セブンブリッジ学院
3番 捕   村中(由)) 埼玉 黒選高校
4番 一   鵙来 )大阪 豊臣高校
5番 指  鳥居 )埼玉 セブンブリッジ学院
6番 三  猿野 )埼玉 十二支高校
7番 遊  蛇神 )埼玉 十二支高校
8番 中  空環 )埼玉 セブンブリッジ学院
9番 二  久芒 )埼玉 華武高校
投手 雉子村  )大阪 豊臣高校
控え 屑桐 )埼玉 華武高校
控え 犬飼)埼玉 十二支高校
控え 大和)埼玉 武軍装戦高校

錚々たるメンバーで、他の野球漫画を異形の力で粉砕すること間違いない。試合終了まで球場が原型を留めていることを祈るばかりである。

う、うーん……埼玉県民強すぎ!!

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