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AIサービス開発者のほとんどはマネタイズが下手すぎて無能だ

最近は、どんどん便利になりますね。AIの進化スピードも日増しに加速しているように感じていて新しい情報についていくのが大変です。

海外のサイトでAIツールを3000個まとめてるサイトがあったんだけど、もうそんなにたくさん出てるんですね。

こんなサイトができる位にAIツールが沢山出てきてるけど、AI関連のサービスを作ってる多くの企業がOpenAI、ChatGPTに乗っかた形でサブスク型の商売をしてることがちょっと残念だしマネタイズが下手すぎると感じています。

AIxサブスク型がなぜダメなのか!?

どこのAIサービスも容量を制限したり使える機能を制限して段階を付け、月額でレンタルしているのが今の現状です。

例えば、画像生成AIで一番利用者が多そうなMidjourneyなら以下のようなプラン設計になっています。

このような料金形態を取っていますが、インターネット上のユーザーの多くは無料で使えるところに流れます。

実際のところ、多くのユーザーは画像のみを使いたいわけじゃなくて画像を生成した後で別の物と組み合わせて生成した画像データを使用してコンテンツを作っていくので、かかるコストは極力抑えたいと思うはずです。

そうすると現時点でも、Midjourneyで課金するかどうかを天秤にかけた時そこまで必要ないと思ったユーザーは無料で使えるStable Diffusion や prodiaに流れてると思います。
Stable Diffusionに至ってはオープンソースでツールを公開してしまってるのでやる気になればローカル(自分のPC)にインストールして完全無料で使えるところまで来ています。

仮にGoogleやMicrosoftなどの大企業が同等の機能を無償で提供した場合、これらのビジネスモデルのシェアを一気に取られます。今後、別のマネタイズを確立させて無償提供できる企業が出てくれば、その企業がシェアを独占することになるというのは今の時点で考えられるリスクです。

こうした点で、結局のところOpenAIに乗っかたビジネスで長期的に継続できるか、という点でマネタイズが微妙なんじゃないかなと思ってるのが正直な感想です。

解りやすく崩壊した事例

最近でも、他社サービスに乗っかたビジネスが崩壊していった様を目の当たりにしたと思います。それは、Twitterですね。Twitterが買収されCEOがイーロン・マスク氏に代わってから、様々な方針転換がなされ、その中の一つにAPIの完全有料化がありました。これに伴い、サードパーティーのTwitter系サービスを提供している事業者が撤退に追い込まれ、つぶれていく様を見たと思います。

これは大元が方針転換をした途端に解りやすく崩壊していった事例です。
AIツールに関しても、大本があってそこに便乗した形のビジネスモデルでマネタイズは同じことをしているのですから、崩壊するときは一瞬だという事で、稼げるうちに稼いでおけ、という短期的な目線であればこの方針は正しいかもしれませんが、メイン事業とするにはリスクが高く長期的な事業にするには常にリスクにおびえなければいけません。

この記事のタイトルでは、「AIサービス開発者のほとんどはマネタイズが下手すぎて無能だ」としましたが、無能というのは言い過ぎですが、作っている物は優秀でもビジネス展開の仕方はこれまでと同じ従来のやり方でしかないというところで、ビジネス展開を考えた時にマネタイズに関してはもう一歩攻めた展開が必要だと思います。

サブスクが多すぎる問題

今は多くのサービスがサブスク型のビジネスに取りいれてます。一種の流行りみたいなものですかね、サブスクと相性の良い商売は良いですが、つい先日、音楽系のツールを提供している老舗業者がサブスク型に事業方針を変えたところ対応の不手際もあり炎上して、すぐに元に戻したという事がありました。

サブスクと相性の悪い業者はこうなってしまうんですよね。

それに、私たち消費者はいろんなサブスクを登録し過ぎて、既に毎月多くのコストを支払っています。
これが本当に得なのかって感じることは無いですか?

私自身も、動画視聴サービスで言うと Netflix、Amazonプライム、hulu に登録していますし、一緒に住んでいる家族はTVer、FODにも登録しています。はっきり言ってこんなに沢山登録していても観きれません。

月額サービスに関しては、ビジネスモデルは非常に優秀だと思います。会員数=利益 が解りやすいですし、単発の商品を販売するよりも安定した利益を確保できるのが魅力で、サービス運営者にとっては非常に魅力的なビジネスモデルです。だから個人運営のオンラインサロンなども流行った要因ですが、サブスクが多すぎて無駄なコストを多く支払っている。

こうなると、ユーザーは自然と「このサブスク止めよう」となってきますよよね。

流行りのビジネスに乗っかる危険性

AIビジネスは、一種のバブルです。導入初期段階なのでいち早くやれば儲かるでしょう。しかし、こうした流行りの商売というのはある程度にぎわった後で必ず落ち着きを取り戻し本物だけが残ります。

  • 白いたい焼き

  • タピオカ

  • 高給食パン

日本でも流行りのビジネスというのは、時代によっていくつも出てきました。しかし多くのFCの今の現状はどれもひどい有様です。

こうした問題が起きるのは、FC運営側は店舗数を増やして利益を拡大したいので本来起業させるべきじゃない人間もFCに取り込んで起業させてることが問題ですし、流行りに乗っかり、あたかもそれがずっと続くだろうとう安易な考えで起業していく人間がいることも問題で、流行りのビジネスは最終的には本物だけが生き残っている事例をたくさん見てきたと思います。それでも起業するのに第一候補がFCという人間が日本には山ほどいるのは考え物です。その辺からして、日本は起業やビジネス全般、それから金融について学ぶ機会が少なすぎるんです。

この話は、先日自分が書いたnoteの記事にも繋がって行くことです。

流行りのビジネスに乗っかるという事は、この商売の鉄則から外れていることなので目先の利益に振り回されている状態であり、長期的なビジネスにはなり難いという点で、AIツールを提供しているほとんどのビジネスモデルが流行りのビジネスに乗っかている形だからマネタイズが安易すぎるんです。

この内容なんて、正直凄く単純なことで読めばどんな馬鹿だって解る話ですよ。お客さんが喜び、それ以外にも多くの方が喜ぶ本当に良い商品を最善の形でガンガン売りましょうとしか言ってないんですから。

それを目先の利益だけで忘れちゃうんですから
人間って本当にバカでですよね。

では結果、どうすれば良いのかという点については、提供するサービスの内容と別の拡大させる展開を構想しないとベストな答えは出てこないので、この段階で漠然とこうするべきという話にはなりません。

AI事業者もそうですが、特に日本人はビジネスモデルを作るのが、あまりに下手すぎて安易な方向に走っていく傾向が強すぎると感じます。
この話は、教育や政治の話まで食い込むのでここではこれ以上深くは言いませんけど、お金やビジネスについての教育は避けられてきたんですかね。

おっと、これ以上は上級国民に怒られるんでやめましょう。

一つ言えることは、単一のAIサービスをサブスクにする以外でもっと拡張性のあるマネタイズにするべきだというのは言えると思います。

こんなことを言いながら、問題定義までは出来ても明確な答えを出せていないという点で自分もまだまだです。まあ、世の中には優秀な人が沢山いるので、そうした方がさらに発展性のある意見をきっと出してくれるでしょう。

ちょっと小難しい話を最後は人任せにぶん投げましたが、
この話は、ここで終わろうと思います。

いかがだったでしょうか、
良ければあなたのご意見も聞かせてください。

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