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観るブュッフェ

 「RRR」を観たのはこれで三度目だ。もういいかな、そう思ってここに書かずに数日たつと寂しくてたまらない。もう一度、あのナートゥが観たい。

 ナートゥの中でも終盤、広場に集まった多くの人が足を蹴って舞う場面がいい。でも、僕が一番好きな場面はビームが民衆を動かすところ。あそこは映画の変わり目だと思う。そこからビームは真実を知るまでラーマへの友情や信頼を敵意に変えるのだが、ラーマのそれを受け入れる覚悟は僕の心を痛める。

 一般的にビームがラーマの大義を知ったとき、また独房で再開したときが感動や興奮を誘発する場面だとされる。僕も異論ない。だが、ビームの公開むち打ちは民衆の心だけでなく、ビームの葛藤にも訴えた決定的な瞬間である。

 この映画が劇場で公開されているうちにもう一度観よう。だがきりがないから次が最後だ。もう最後か。ならば今までTVやPCでみていた映画を映画館で見られるのなら金も時間もいとわず見よう。あたらしい映画も。

 これを機にインド映画もたくさん見るつもりだ。次はバーフバリをみる。

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