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厳寒の美瑛、富良野旅


サンピラーを追い求めて


気合いが少し入っていたせいか、今日は早朝5時に目が覚めた。いよいよ久々の美瑛,富良野への旅の日が来た。


前日、計画を立てていて、早朝の根室本線、泉こ線橋からの列車の撮影は無理だと判断した。そこで早朝の出発はやめ、8時半くらいに出発することにした。

自宅を出てあいの里から札幌大橋を通り抜ける。ナビ通り337号線から新篠津に抜ける道を行った。しかし複雑な経路でしかも細い道も多い。さらにクランク状の道も多い。
いくらナビ通りでも冬はこの経路はやめた方がいいと思う。

337号線から江別に抜け12号線から三笠のファミマで右折して方がよっぽど安全でいいかもです。 




札幌を出て2時間以上は経ったろうか。いよいよ富良野に入った。まずは五郎の家のあたりに行って写真撮る事にした。

吾郎の家に行く途中、なんと極似のクリスマスツリーの木に出会った。初めての対面であった。極似のクリスマスツリーの木の枝は少し乱れていたが、なんかとも言えない味わいがあり存在感があった。写真を撮る。

極似のクリスマスツリーの木

この後、五郎の家に向ったが冬季間は見学できない事が判明。時間も夕方になっていたので、やむなく美瑛に向かった。



美瑛へ行く途中、道鳥沼公園と学田の間の直線道路通りを通りかかった。どうもこの直線道路が気になった。十勝岳の背景が灰色から少し朱色に変わってきた。
とりあえず気になった直線道路に入って行った。

直線道路に50メートルほど入ったところでカメラ機材をおろした。遠くの方に農家がポツンと見えた。

冬の富良野とは言えあまりにも寒い。十勝岳の背景が朱色からピンク色に変わる。色が褪せないうちに急いでシャッターを切った。

車の温度計はマイナス18度を下回っていた。湿度が高く気温が急激に下がったせいで雪原から煙のようなものが立ち登っていた。おそらく水蒸気が急冷凍されているのだろう。煙がやがて雲のように膨らみ視界が閉ざされる。
見えていた農家の家、十勝岳も全く見えなくなってしまった。

夕暮れの十勝岳と一軒家


白い霧と十勝岳








次第に霧のようなものは晴れて気がついたらすっかり暗くなっていた。十勝岳の麓の地平線から満月が顔を出していた。

なんという透明感のある神秘的な光景だろう。心が洗い流されるとはこの事を言うのだろうか。

満月と十勝岳


そろそろ手の指も足の指も感覚がなくなってきたので宿に帰る事にした。一路美瑛に向かう。美瑛のローソンで弁当を買った。ふと向かいを見ると偶然にも今日の宿泊地「フォテージイン美瑛」だった。

フロントで受付を済ませると後ろのカゴにパンと牛乳がおいてあった。聞くと明日の朝食らしく自由に,持って行っても良いらしい。明日の朝食の事は考えていなかったのでありがたい。部屋に荷物を置きまず風呂に入る。そのあと食事をとって眠りにつく。

部屋
廊下には電子レンジもある
ホテルの玄関


翌朝は昨日のホテルからの朝食サービス
、美瑛牛乳とパンを食べる。

さあ今日は憧れのサンピラー撮影の日。荷物をまとめ朝5時に二股へ出発。30分ほどで到着し外に出る。足元が寒い。

しばらくして橋の下の方からキラキラ光るものを見つける。サンピラーか。

しかしサンピラーではなくダイアモンドダストだった。2時間ほど粘ったがサンピラーは出現しなかった。残念💦


サンピラー撮影を撤収し、そのあとは列車を撮りに富良野近くの泉古泉橋に向かった。
30分ほど待ちトンネルから駆け抜けてくる列車をカメラに撮った。


雪原を駆け抜けてくる列車

それから凍結した滝里湖を横目で見ながら札幌へ向かう。
三笠市周りで帰り、7時くらいに自宅に着いた。

冬の富良野,美瑛は毎年行っている。今年もサンピラーは撮れなかった。サンピラーは湿度,風、そして気温の条件か揃わないとなかなか見られない。次の冬にまたチャレンジしようと思う。


長く続けたい趣味は、焦らないで気長に気ながーに待つ心のゆとりも大切だと思う。



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