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BLACK FRIDAY

最寄りのスーパーに行くと、真っ黒なティッシュの箱とか黒に塗られたフライパンとか、は?と戸惑うものを大々的に売っているんだけど、BLACK FRIDAYのセールって日本に根付いているのだろうか?以前ニューヨークに住んでいた時、初めてBLACK FRIDAYという言葉を聞いてなんともBLACKという言葉が強烈で、ちょっと馴染めなくて、何を意味するのか不思議だった。感謝祭プレゼントの売れ残りを安く売ることが習慣化したそうだが。ともかく知人のアメリカ人たちが、一年分の家族の洋服をこの時期に買うと張り切っていたので驚いた。皆、朝から買い出しで大忙しだという。感謝祭、その翌日と会社も休みになっていて、皆猛烈に買い物に燃えているようだった。


私がBLACK FRIDAYの時期にニューヨークを離れ旅行すると言うともったいないと言われた。その時期、晩秋のヨーロッパを旅してそれはそれで素晴らしい思い出になっている。だが一度もニューヨークでBLACK FRIDAYに買い物をしなかった私は迂闊だったのだろうかとふと自問することがあった。
今でもこの時期になると、ニューヨークのBLACK FRIDAYに買い物をしなかったねと家人と話のネタにして苦笑している。その時期のニューヨークの盛り上がりを見なかったことが少しだけ心残り。
ただ不思議と日本のBLACK FRIDAYで買い物意欲は湧かない。日本のセールが始まるのは年明けでしょう。習慣の違いからか11月末になかなか財布の紐は緩まないのである。

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