日日是好日
『頭で考えるのではないの。お茶のお稽古は回数なの。何回もやっているうちに、体が勝手に動くのよ』
映画の中で武田先生が美智子にこう話す。
呆れているのか、諭しているのか。
きっと、後者に近いだろう。
今の自分の置かれた状況によく似ている。
順序を覚え、思い出しながら熟していく。
最初はそうだ。
けれども、それで出来たと思い込んでいると大切な場面ですっかり抜ける。忘れる。慌てふためく。
それを楽しむことができるのは、身体に染み付かせたもの。
自分のスタイルにできたとき。
この、タイミングでこの映画。
今、一番必用なもの。
ありがとう。
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