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【必須】FX初心者が必ず抑えておくべき9つの経済指標

どうも、専業トレーダーのゆきやです。

さて、今回は、「FX初心者が必ず抑えておくべき9つの経済指標」について紹介していきます。

  • そもそも経済指標ってなに?

  • どの経済指標をチェックすればいいの?

  • それぞれの経済指標にはどんな特徴があるの?

こういった疑問にお答えしていきます。

最後まで読んでもらえたら嬉しいです。

FX取引をする際に、必ずおさえておきたい情報に「経済指標」があります。

それは、経済指標の発表時には為替相場が大きく動く可能性があるからです。

経済指標は、自然災害などのいつ起こるか分からない情報と違い、あらかじめ、発表スケジュールも時間も公表されているので、リスク回避のためにもしっかりとおさえておきましょう。

また、経済指標を利用したトレードで、大きな利益を狙えるチャンスでもあります。

そこで今回は、為替相場に大きく影響を与える、「米ドル」「ユーロ」「日本円」にとって重要な経済指標を中心に取り上げます。

経済指標と聞くと、難しいと思われるかもしれませんが、初心者の方でも理解できるように分かりやすく解説していきます。

経済指標とは

経済指標を一言でまとめると、各国の政府や中央銀行が発表している経済の動向に関する統計です。

経済指標は、主に以下の5つの要因から構成されています。

  • 金利に関する指標

  • 景気に関する指標

  • 雇用に関する指標

  • 物価に関する指標

  • 貿易に関する指標

経済指標は、世界各国で発表されますが、全てを把握する必要はありません。

全ての経済指標が相場に影響を与えるわけではないので、これから紹介する重要な経済指標を確認しておけば問題ありません。

米国(USD)にとって重要な経済指標

アメリカは、言わずと知れた世界最大の経済大国です。

そのため、米ドルだけではなく、全ての通貨に影響を及ぼします。

なので、アメリカの重要な経済指標は必ずおさえておきましょう。

ここでは、特に重要な

  • 米国雇用統計

  • FOMC政策金利&声明発表

  • CPI(消費者物価指数)

  • ISM製造業景況指数

  • ISM非製造業景況指数

の5つの経済指標を解説します。


米国雇用統計

米国雇用統計は、アメリカの雇用情勢を示す指標です。

まさに、「キングオブ経済指標!」FX投資家の間ではお祭りとも言われています。

毎月第1金曜日に発表され、雇用の発表後は相場に与える影響も大きく、100pips以上動くこともあります。

雇用統計は複数の項目で構成されていますが、最も注目されているのは、非農業部門雇用者数と失業率です。

雇用統計は全世界の投資家が注目している経済指標なので、必ずおさえておきましょう。


FOMC政策金利&声明発表

FOMC(連邦公開市場委員会)とは、アメリカの中央銀行であるFRB(米連邦準備制度理事会)が定期的に開く会合のことです。

約6週間ごとに年8回、2日間にわたって開催され、2日目には、政策金利、議長の会見、声明文が発表されます。

米ドルは世界的に取引量も多いため、利上げや利下げによって為替相場に大きな影響を与えます。


CPI(消費者物価指数)

CPI(消費者物価指数)はインフレ系の最重要指標です。

小売やサービス価格がどのように変化しているかを示す指数で、物価動向を
判断する指標として使われています。

CPI(消費者物価指数)が予想より強ければ、一般的に米ドル高になります。


ISM製造業景況指数

ISM製造業景況指数は、製造業の景気動向を示す統計です。

50%が景気後退と景気拡大の分岐点といわれ、50%を超えれば景気拡大
50%未満であれば、景気後退を意味します。

予想より数字が良ければ米ドル高、悪ければ米ドル安になります。


ISM非製造業景況指数

ISM非製造業景況指数は製造業以外の景気動向を示す統計です。

製造業と同じく、50%が景気後退と景気拡大の分岐点といわれ、50%を超えれば景気拡大50%未満であれば、景気後退を意味します。

こちらも、予想より数字が良ければ米ドル高、悪ければ米ドル安になります。


欧州(EUR)にとって重要な経済指標

アメリカの次に大きな経済圏が欧州(ユーロ圏)です。

欧州の経済指標も相場に大きな影響を与えるので必ずおさえておきましょう。

欧州の重要な経済指標を2つ解説します。


ECB政策金利

ユーロ圏の政策金利は、ユーロ圏全体の中央銀行にあたるECB(欧州中央銀行)が決定します。

6週間に1度のペースで開催され、その日のうちに議事要旨も公表されます。

ECB政策金利は、ユーロ相場に大きな影響を与えるので必ずおさえておきましょう。


Ifo景況感指数

Ifo景況感指数は、ドイツの経済研究所であるIfoが発表する景気動向を図る指数です。

この指標は、ドイツだけではなく、ユーロ圏全体の景気動向を図る指標として注目されています。


日本(JPY)にとって重要な経済指標

円の動きに影響を与える、経済指標です。

正直、アメリカや欧州の経済指標と比べると、相場にそれほど大きな影響を与えるわけではありませんが、円絡みの通貨ペアを取引する際はおさえておきましょう。

日本の経済指標のなかで最も影響が大きい指標を解説します。


日銀短観

日銀短観とは、日本銀行が発表する全国企業短期経済観測調査(通称:日銀短観)のことです。

日銀が全国の企業を対象に景況感を調査した統計のことです。


どの通貨にも共通して重要な経済指標

ここまで解説してきた経済指標以外で、どの国にも共通して重要な指標を解説します。


GDP(国内総生産)

DP(国内総生産)は、一定期間に国内で生み出された財とサービスの付加価値の総額です。

その国の、経済成長や景気動向を総合的に判断できて、国の経済規模をはかるための指標としても使われています。

FX投資家なら、雇用統計と同じくらい重要視すべき指標です。


まとめ

今回、FX初心者が必ず抑えておくべき9つの経済指標として

  • 米国雇用統計

  • FOMC政策金利&声明発表

  • CPI(消費者物価指数)

  • ISM製造業景況指数

  • ISM非製造業景況指数

  • ECB政策金利

  • Ifo景況感指数

  • 日銀短観

  • GDP(国内総生産)

を解説してきました。

トレーダーの中には経済指標を狙って大きく利益を得ている方もいますが、
初心者のうちは、おすすめしません。

指標の数字どうりに、相場が必ず動くわけではありませんし、ギャンブル性が高くなってしまいます。

初心者のうちは、今回解説した経済指標の発表スケジュールを確認してポジションを整理することをおすすめします。

※経済指標の発表スケジュールはFX会社の経済指標カレンダーで確認できます。

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

ではでは、また

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