梶谷優真_かじたにゆうま

19歳、ギターを弾いています。            今年の夏頃から歌詞をnoteに投…

梶谷優真_かじたにゆうま

19歳、ギターを弾いています。            今年の夏頃から歌詞をnoteに投稿しています!            のんさん、坂口恭平さん、折坂悠太さんが好きです。            mail: momoiro2023@gmail.com

マガジン

記事一覧

固定された記事

おもいで

褪せてしまったおもいでを この手に握り あなたは未来へと進んだ 納得なんてもちろんしてない でも そんなことが話せるのも すべて文明だと そう考えてみた ああ どんな時…

シャツのしみ

歩き方も話し方も 使う言葉の種類も それぞれに違う わたしたち人間 声にならない気持ちも あの時に云えなかったことも シャツに残ったシミのように こすっても こすって…

初夏 (New ver.)

初夏の風が 窓から入ってきて グラスが午後の光を テーブルの隅にあつめる なつかしいあの歌を 頭の中に流しながら 窓の外の木々の揺れを ただ眺めている 夕立が降るのを…

初夏

初夏の風が 窓から入ってきて グラスが午後の光を テーブルの隅にあつめる なつかしいあの歌を 頭の中に流しながら 窓の外の木々の揺れを ただ眺めている 夕立が降るのを…

海へ

潮の香りが好きなのさ 子供の頃から おおきてひろい 海原に憧れていた 湘南の海も カンクンの海も 日本のどっかの海も 北極のシロクマも 観てみたい 行ってみたい 世界中…

星と夜

あの星は何処にあるの 他の星たちが 眩しいほどに輝いていると 僕はいつもよりも 少しだけ不安になるのさ 君から問いかけられた いろいろな言葉は 君のそばにいたく…

あたらしい歌を書こうかな 誰かの心をくすぐったり ふるえさせたりするような そんな歌を書こうかな くすっと笑える歌詞でも 素朴で繊細なメロディでも 素敵な歌さ 僕は好…

天気

きみのおもかげが 遠くの方に影落とした 松の香り 漂わせて まだ来ない 水曜日だから 週末の気配は 疲れた体を 引きずりながら ずっと待ってる 君と次に会える日の 景色…

蟷螂(Full ver.)

萩の葉  月に映る夜 闇にまぎれて  灯が揺れている 蟋蟀 一つ鳴きぬ夜 秋霖薫る 心はふるえそう ふたつの鎌とちいさな斧で おれになにができるのだろうか そして夜が…

渚とおもいで

裸足で歩こうよ 炎天下だった日の夜の渚を サクサクとまるで レモンシャーベットのような 感触で 足跡とが伸びていく でもそのうつくしさは 歩いた人にしかわからない そん…

浜辺にて

明日の風は 何処へ吹く 何処へ吹く 僕のかすかな希望乗せて 海の見えるあのまちへ 思い切りに吹いておくれよ 夕刻過ぎの浜辺は 子どもたちの たまり場さ 笑う声は 空の色…

ひととき

ほんのひととき 耳すませば きこえてくる あなたの声 きみの声 彼女の声 見知らぬ人の声 愛しい人の声  これから 出逢うかもしれない人らの声 それは かなしいひととき…

檸檬の白い花が 咲く頃には 会いに行きたくなる あのまちへ 君の住むあのまちへ こもれび そよ風 つぐみの歌 皐月の雨が このまちにも 降り注いだ そして 大きな山の影の…

ひらめき

ひらめいたのは ささやかなアイデア うたかたのような毎日の中に 沈んでいく多くの後悔と あなたの微笑みのおかげで ひらめいた 頼りないきもちは 不安という魔物に いじ…

抱負

声も出ないほどの さびしさと 歓びの中の しあわせは きょうも 眠りの中へと 消えていくのだろう   風が吹くたびに おもいだす あのまちの 車の音や雨の匂い あゝ あの時…

百年

百年前 私はここにいなかった 百年後 私はここにいないだろう 私はときめきたい この心臓で

おもいで

おもいで

褪せてしまったおもいでを
この手に握り
あなたは未来へと進んだ
納得なんてもちろんしてない
でも
そんなことが話せるのも
すべて文明だと
そう考えてみた

ああ
どんな時代でも
嫌いな人も好きな人も
涙を流している

ぼくはぼくだ
ぼくはぼくだ
この掌にきざまれた
たくさんのいのち
ぼくはここで
ぼくはここで
愛されている
明後日吹くはずだった
風を今日感じてしまっている

シャツのしみ

歩き方も話し方も
使う言葉の種類も
それぞれに違う
わたしたち人間
声にならない気持ちも
あの時に云えなかったことも
シャツに残ったシミのように
こすっても こすっても
こすっても 落ちないよ

初夏 (New ver.)

初夏 (New ver.)

初夏の風が
窓から入ってきて
グラスが午後の光を
テーブルの隅にあつめる
なつかしいあの歌を
頭の中に流しながら
窓の外の木々の揺れを
ただ眺めている

夕立が降るのを待つ人たちは
喫茶店で待ちぼうけ
モカ珈琲かくまで苦いな
ミルクとザラメ容れようか
誰かの些細な偏りに
面を食らって涙が枯れるほど
毎晩、泣いていたのさ
公園通りを歩けば
花が薫るこの季節の只中
路肩に咲く花の名も
わからないままで

もっとみる

初夏

初夏の風が
窓から入ってきて
グラスが午後の光を
テーブルの隅にあつめる
なつかしいあの歌を
頭の中に流しながら
窓の外の木々の揺れを
ただ眺めている

夕立が降るのを待つ人たちは
喫茶店で待ちぼうけ
モカ珈琲かくまで苦いな
誰かの些細な偏りに
面を食らって
涙が枯れるほど
毎晩、泣いていたのさ
公園通りを歩けば
花が薫るこの季節の中で
路肩に咲く花の名も
わからないままで
歩いていくんだ

海へ

潮の香りが好きなのさ
子供の頃から
おおきてひろい
海原に憧れていた
湘南の海も
カンクンの海も
日本のどっかの海も
北極のシロクマも
観てみたい
行ってみたい

世界中の人に
風と音楽を
とどけてくれる
この海よ
曖昧な気持ちや
果てないかなしみを
受け容れてくれたりもする
この海よ
さざなみよ
何時までも 何処までも
月と手を繋いでいておくれ

星と夜

あの星は何処にあるの

他の星たちが

眩しいほどに輝いていると

僕はいつもよりも

少しだけ不安になるのさ

君から問いかけられた

いろいろな言葉は

君のそばにいたくて

判ったふりをしていたの

それくらいに君は

素敵だ

間違ってなんかなかったと

信じることにも

くたびれてしまったよ

もう頑張らなくてもいいよね

間違ってたけどだから

君に出逢えた

それでいいんだ

そして

もっとみる

あたらしい歌を書こうかな
誰かの心をくすぐったり
ふるえさせたりするような
そんな歌を書こうかな

くすっと笑える歌詞でも
素朴で繊細なメロディでも
素敵な歌さ
僕は好きだ

あたらしい歌を書こうかな
なつかしい歌でもかけながら
僕らしい言葉をノートに並べて
何度も何度も和音を鳴らしながら

いつか どこかで
あの人といっしょに
歌ってる映像を
想像しながら…
きょうも
手を動かしつづけてる

天気

きみのおもかげが
遠くの方に影落とした
松の香り
漂わせて

まだ来ない
水曜日だから
週末の気配は
疲れた体を
引きずりながら

ずっと待ってる
君と次に会える日の
景色とこころ
ずっと願ってる
こんどの週末
空が目に染みるほどに
青く晴れることを

蟷螂(Full ver.)

萩の葉 
月に映る夜
闇にまぎれて 
灯が揺れている

蟋蟀
一つ鳴きぬ夜
秋霖薫る
心はふるえそう

ふたつの鎌とちいさな斧で
おれになにができるのだろうか

そして夜が明けたら
カマンティス
翼をひろげて 
あの空に飛び立とう
果てしない狩りの旅をはじめよう

すすきの聲が 
響く夜は
闇に抱かれて 
独りで生きている

おおきな夢とふたつの想い
おれは誰を愛せるだろうか

そして風吹いたら

もっとみる

渚とおもいで

裸足で歩こうよ
炎天下だった日の夜の渚を
サクサクとまるで
レモンシャーベットのような
感触で
足跡とが伸びていく
でもそのうつくしさは
歩いた人にしかわからない
そんな気がしたのさ

イメージは
やがて
言葉に変わる
そして
爽やかな風が吹くままに
僕と君はきっと
恋に落ちていくだろう
慣れた手つきで
ペンを取る
ペンを動かす
ほら
目を閉じれば
あの頃に訪れた
夕暮れ間近の潮の香りがする

浜辺にて

明日の風は
何処へ吹く 何処へ吹く
僕のかすかな希望乗せて
海の見えるあのまちへ
思い切りに吹いておくれよ

夕刻過ぎの浜辺は
子どもたちの
たまり場さ
笑う声は
空の色まで変えてしまう
うみねこは
水平線の向こうへと
飛んでいったよ

ひととき

ひととき

ほんのひととき
耳すませば
きこえてくる
あなたの声 きみの声
彼女の声 見知らぬ人の声
愛しい人の声 
これから
出逢うかもしれない人らの声

それは
かなしいひととき
うれしいひととき
くるしいひととき
おどろきのひととき
ひととき ひととき
ひとつのじかん
でもじかんは
個数で数えられない…

やがて
ひこうき雲は夏の空に
ひそかに
浮かんで消えた

ひととき ひととき
ひとつのじかん
ひと

もっとみる

檸檬の白い花が
咲く頃には
会いに行きたくなる
あのまちへ
君の住むあのまちへ

こもれび
そよ風
つぐみの歌
皐月の雨が
このまちにも
降り注いだ
そして
大きな山の影のそばに
架かった
なないろの橋

ひらめき

ひらめき

ひらめいたのは
ささやかなアイデア
うたかたのような毎日の中に
沈んでいく多くの後悔と
あなたの微笑みのおかげで
ひらめいた

頼りないきもちは
不安という魔物に
いじめられている
霧のような雨が降って
蝉の声が騒がしい季節が
もうすぐそこまで
来ているというのに…

抱負

抱負

声も出ないほどの
さびしさと
歓びの中の
しあわせは
きょうも
眠りの中へと
消えていくのだろう
 
風が吹くたびに
おもいだす
あのまちの
車の音や雨の匂い
あゝ
あの時に感じたきもちが
もしかしたら
きぼうと
呼ばれるものだったのかもな

モカ珈琲の
香りが立ち込める
部屋の中で
考えていたのさ
君の好きな歌を
聴きながら

きっと もっと
僕らは
自由に生きれると
もう二度とないこの人生の

もっとみる

百年

百年前

私はここにいなかった

百年後

私はここにいないだろう

私はときめきたい

この心臓で