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五感で楽しむ自然

皆さん初めまして。ヤマです。
6月18日19日に三重大学の講義のうちの一つである<自然環境リテラシー学海コース>に参加してきました。
今回はその内容についてのまとめ、注意点、感想などを書いていきたいと思います。

前置き

自然環境リテラシー学とは?

リテラシーとは「読み書きの能力、識字。転じて、ある分野に関する知識・能力。」(広辞苑第六版)
自然の中で様々な体験を通して自然環境の知識や技能を身に着け、それを文字にして他の人に伝える学問になります。
今回は第一回、シーカヤックの漕ぎ方などについて学びました。
自然環境リテラシーの概念を広めるためにもたくさんの方にこのブログを見ていただけると幸いです。


1日目

(午前)

 この日の天気は曇りのち雨。
カヤックを行うのに必要な“PFD”と“スプレースカート”の装着方法について説明します。“PFD”とは保温性、視認性、水に浮く性質、防御性の4つの効果がある救命胴衣です。またスプレースカートとはカヤックに水が入らないように自分の体との間の隙間をふさぐために取り付けるものです。

PFDの装着方法

1)リュックサックのように背負うように着る。
2)チャックを閉じる。
3)肩にかかっている紐が体と離れず苦しくないぐらいまで調整する。
4)横腹付近にある紐が体と離れず苦しくないぐらいまで調整する。

スプレースカートのはき方、カヤックへの装着方法について

(肩紐がある場合)
1)上からかぶるように着る。
2)肩紐を調整する。
(肩紐がない場合)
1)スカートをはくように着る。
2)腰にある紐を自分のサイズに調整する。
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カヤックの漕ぎ方について

1)前漕ぎ
一番基礎的な漕ぎ方です。パドルを前から後ろへと漕ぐことで前に推進力が得られ前向きに進む漕ぎ方です。パドルは腕を頭の上に持ち上げたとき腕の角度がちょうど90度になるように持ち、自分のほうにパドルの先端が曲がっているような状態で持ちます。
2)後ろ漕ぎ
前漕ぎとは逆向きに漕ぐ方法になります。パドルの向きは変えません。
3)回転
進みたい方向とは逆の方向のパドルを前漕ぎするか、同じ方向にブレーキをかけるとできます。
4)ブレーキ
パドルを漕がずに水にパドルをつけて水の抵抗力で止まる方法で、向きを変えたくなければ交互にパドルを水につけることで出来ます。

すみません、僕の今持っている知識ではそのほかのテクニック(例えば真横に漕ぐ方法など)を教えることが出来ません。今後機会があれば紹介したいと思うので、ぜひ次回のブログも見てください。


(午後)

昼食はドーナツでした。
用意に色々手間取りすっかり昼ご飯を持っていくことを忘れてしまいお腹が空いたら食べようと思っていたドーナツをここで失いました。

午後のガイダンスの簡易的なまとめ。
1)自然環境リテラシーの基本的な情報と目的
2)危険生物の説明
3)ログブックの書き方と天気予報を見る重要性
 天気予報を見ずに海でカヤックを行ってしまうとたまに雷が落ち、最悪感電死してしまう可能性があります。もし、天気予報を見ていたら防げた事態だったのかもしれません。
今回の例では雷の話でしたが、ほかにも、寒くて低体温症など自然を相手にしているのでたくさんの危険性が伴います。なので、自然と密接にかかわる遊びをするときは天気予報を見るなどして対策しておいてください。
4)テント設営の方法
 今回はモンベル製品を使用しました。方法は割愛します。
5)調理器具の支給

夜ご飯はカレーでした。おまけでリーダーが揚げてくれた魚の揚げ物。魚の揚げ物美味しかったです。
ごはんに火が通りすぎてパサパサになってしまったので、家で練習したいです。
明日の天気予報は昼から天候が荒れる予報。
朝5時起きが確定しました。
人生初のテント泊です。

夕飯 ご飯はパサパサです
テントです
夜の景色です

2日目

朝日です 5時に起きたおかげです

午前

朝食は小さなパンとバナナでした。
2日目のテーマはレスキューです。
カヤックにおけるレスキューは2種類あります。

1)グループレスキュー

他人と協力して転覆した自分のカヤックを戻して自分ももう一度乗りなおすことを指します。

2)セルフレスキュー

 自力で自分のカヤックを戻して自分ももう一度乗りなおすことを指します。

レスキューのやり方

グループレスキューの場合
①    転覆したカヤックに乗っていた人がパドルをカヤックについているゴム紐に通す。
②    転覆したカヤックに乗っていた人が船尾にもたれる。
③    転覆していない人が船首をもって転覆したカヤックに乗っていた人と協力してカヤックをひっくり返して乗っているところの(今後はコックピットと呼ぶ)水を抜く。
④    転覆したカヤックに乗っていた人がコックピットに乗れるように転覆していない人がコックピットの横に行って手助けをする。
セルフレスキューの場合
①    船を元に戻す。
②    船尾に行って勢いで乗る。
③    匍匐前進の要領でコックピットに乗る。
④    水を抜く(スポンジを使うこと推奨)。

レスキュー中


干潟の調査などを行いましたが満潮だったので干潟とは言いにくいものでしたが、牡蠣が生息していて驚きました。

午後

実はテントの解体などと事務作業。
昼ご飯は塩ラーメンとカロリーメイトでした。


感想

1日目が赤潮だったのですが、海の上から赤潮はなかなか見ることができないものなので(見ないほうが環境的にはいいのですが)興味深く感じました。2日目の干潟散策でもその影響が少し出ていて驚きました。

赤潮です


ここでは説明していませんが、テントの設営と解体が難しかったです。特に解体したときテントを袋になかなかしまえなかったのでそこに苦労しました。
家で整理整頓できてないので、今後は整理整頓を心がけていきたいと思います!
また、レスキューで他人や自分を引き上げることができず転覆ばかりしてしまい、全くと言っていいほどうまくいかなかったので、次回リベンジしたいと思います。
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最後に

今回この授業に参加できて本当に良かったと思います。
レスキューが必要になる状況などの海の厳しさ、きれいな星空や朝日などの自然の素晴らしさを五感すべてで感じることができました。自然で遊ぶことは危ないことと楽しいところがあるので安全面に配慮しながら遊ぶとものすごく楽しいものになるということがこの実習でよく分かりました。これを読んでくださったみなさんも是非自然と遊んでみてください。
日常では味わえない面白さに出会えました。次回の実習も楽しみで仕方がないです。
この実習を準備、サポートしてくださった方々、また場所を提供してくださったマリーナ河芸さん、この実習を開講してくださった先生方、本当にありがとうございました!

カヤック中

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