てるみー

病院で働く一児の母。

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病院で働く一児の母。

最近の記事

患者になったら病院が好き

今日は妊婦健診。 少し遠いけど、以前働いていた総合病院の産婦人科に通っている。 私は病院のシステマチックさが好きだ。 働く人は病院という巨大な組織の歯車で、それぞれの場所で決められた役割どおり動く。 訪れる患者には番号が割り振られ、スムーズに流れていくよう管理されている。 清潔で無機質な箱に様々な人生が詰まっているこの感じ。 診察券を機械に通すと受付票が発行される。 受付票には今日まわるべき場所と時間が記載されていて、さながら院内スタンプラリーのよう。 高齢者に配慮された

    • 家事は嫌いだけど生活は好き

      7/16の日記。 連休明けは疲れがたまっているだろうと思って、今日の予定を入れなかった過去の自分、グッジョブすぎる。案の定喉の痛みを感じて、朝から龍角散を舐めた。私の疲れはいつも喉と耳が教えてくれる。 精神科を始めた頃は土日になると喉が腫れて声が出なくなり(意外かもしれないけれど、精神科医は聴く仕事ではなく話す仕事だ)、かかりつけに駆け込むと「これはアナウンサーの奥の手だからね」と言って、強めのステロイドを処方されていたりしたっけ。懐かしい。 家族と過ごす連休はSNSをあ

      • 限界ワーママ医師の私が魅力覚醒講座で生きやすくなった話

                                             魅力覚醒講座についてググってみる。 アサギストという界隈の人たちは高そうなドレスに明るい髪色(偏見)で、月商8桁!みたいな言葉が踊る。 内容とか後悔とか、まるで人相が違うビフォアフ写真とか、そういう記事も参考になるけれど。 安定した仕事と幸せな家庭を手に入れたのに、階段の踊り場で人生が止まっているような、自分だけが水の中に沈んでいるような、そんな気持ちで。 誰かと共有したくても、周りの友人にはマウンテ

        • わたしがおばあちゃんになったら

          ※認知症診療に携わる個人の所感です。医学的見解を述べたものではありません。1000文字程度の短い記事ですが、センシティブな内容も含むので有料にしています。 --------------------------------------------- 仕事柄、認知症病棟に行くことがある。 文字通り、その病棟には認知症の患者さんが入院している。 自宅や施設にいることが難しい人が入院するので、症状の重い方が多い。 認知症が進行すると(進行の速度は人それぞれだけれど)、物忘れだけ

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        患者になったら病院が好き

          自己紹介

          こんにちは。 こちらのページをご覧いただきありがとうございます。 育児中の医師がゆるっと綴る日記です。 ためになることを書いたり、医学的な何かを啓蒙する気はございませんので、気楽に読んでいただけると嬉しいです。