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詩「灯火」


誰かの行動に温かい気持ちが見える
それは
ろうそくが灯したあかりみたいに
柔らかく穏やかなオレンジ色の光だった

真っ暗闇で
何も前が見えなくなった時に
ポツン ポツンと
人の想いがじんわりと燃えていた
「こっちだよ。」
「そっちには行くなよ。」
と私に向かって燃えている
やさしい
やさしい
道しるべ

その光を頼りに私は私にかえったのだった
切なくて
嬉しくて
じんわり涙が滲んでた

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