詩「過ぎ去った夢時間」
氷の中に固めた冬の時間が
溢れる思い出と共に
今、私の胸の中で
溶けて流れ出す
″あの頃″は
ゆっくりと
でも、確かに
時は、進んで行きました
儚くも
美しく…
そこに差し込む光と影
大切な物とは何かを
私に密やかに教えてくれました
今という時は、私の胸の鼓動と共に
足早に過ぎ去って行く
でも
溶け出したあの頃の想いが
確実に今の私を突き動かす
動き始めたゼンマイ仕掛けの絡繰人形が
軽やかに私の目の前で優雅に踊り出す
私の心の中に
丁寧に一つずつ
ステップを刻んで行く
夢の投影が優しく諭す
歩みを止めてはならない
今は、まだ…
あなたも私と同じ瞬間を生きていますか?
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