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詩「君が…」


一人だけだったら
この世界で
何も成し遂げられなかったって
そう 思うよ

君が雲をうさぎに変え
空を駆けて行ったり
緑の山にピンクの絵の具を塗って
春の到来を告げたり
雷を閉じ込めて夜の優しい灯りに変えてくれたりして
私のかたい意識を変えてくれる

一人じゃ涙を流して笑えなかった
胸の中にイマジネーションが沸いてくる事もなかった
こうしてペンをとることもなかった

私は今日の夕陽を筆につけて
空間に花でも描こうかな?なんて
ぼんやりと思っている
砂時計の砂が残り二粒になる前には
君に見せられるかな?

この原動力や衝動は 君に通じている

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