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詩「スクラップ」


嗚呼
一度ならず
二度
三度

私が作り上げたモノは
いとも
簡単に
破壊される

突然の注文ゲリラ豪雨にて
季節外れの校正台風にて
無常件の添削竜巻にて
反対意見、批判重機にて

粉々に打ち砕かれるモノは
感情か??
はたまた
思考か??
それとも
己自身か??

この場所は
例え荒地となったとしても
廃墟にはさせない

ボロボロになった破片は種となり
また
懲りずに
芽を出して
何度でも
私の身体を
思考を巡る
この身体に
張り巡らされた血管の
血液の様に

頭に血が昇っていく
龍の如く
その破片が言葉となり
また
私を
突き動かす

例え肉体が滅びようとも
この魂に
言語を駆使して
生の全てを
焼き尽くす
この惑星に
生まれてきた証として

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