詩「ねむりうた」
めぐれ
めぐれ
銀河の星々のように
大いなる旅をする
水のように
土に還る葉っぱのように
季節を渡る鳥のように
時を抱く暦のように
生の躍動を刻む鼓動のように
再会を果たす魂のように
この両腕は
あなたを抱くためにある
ここには
光が宿っているから
ぽかぽか
あたたかく
体中を包み込むから
ほら
もう
目を閉じて
優しい夜にあいさつをして
うたう
うたう
安らぎのとこしえに続くあいのうたを
めぐる
めぐる
夜から朝へ
はじまりの一日へと
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