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#16 ゴールではなくって、スタートなんだよなって話

【始業式】
・次男と長男が、登校した。
・ばあば(実家の母)が前泊し、登校の見守りをしてくれた。
 子どもたちには、「進級のお祝いに来てくれたよ!」と伝え、大好きな手巻き寿司(まぐろ多め!)を一緒に食べた。


いよいよ終わる春休み。
ついに始まる新学期。
私は、始業式が近づくにつれて、とてもドキドキして、内心バックバク。
  ・行けるかな
  ・行けなくても、大丈夫
  ・新しいクラスには仲の良い友達もいるし
  ・担任の先生は誰かな
  ・初日はどうやっていくのかな
  ・始業式は行けても、次の日からまた行かないってなったらどうしよう
  ・朝、誰か友達に迎えにきてもらったらいいんじゃないかな
 溢れる、溢れる、心配、不安、嫌な妄想…

そんなこんなで、行った初日。

  ・やった!
  ・がんばれ
  ・楽しんできてね
  ・無理はしなくていいよ

【事件発生】
仕事中に、ママ友からの連絡
 「長男くんが、友達(Xくん)に下校中、首絞められていたよ。心配」 と。
  ・どういうこと!?
そこからは、仕事は上の空。
  ・せっかく行けたのに!誰、そんな友達!なんてことをするんだ!

周りの状況を友達に聞き、長男に聞き(でもよく覚えていない)、担任の先生へ心配していることを相談、連絡。

結局、友達との下校中にXくんが走って近づいてきて、長男が「こっちくるな、きもい」と言ったことに腹を立て、首をしめた、ということ。


【私の対応、間違っていた?元夫との会話】
習い事の送迎に来た元夫に、登校のこと、首しめのこと、心配で担任の先生へ連絡したことを伝える。

元夫:「え?それって、長男が「きもい」って言ったことが発端じゃん。「そんなこと言うな」っていうべきでしょ。首絞めなんて、じゃれあいの中でよくあることだよ、と。

私:え?????首絞め、よくあること?じゃれあっている中なら、首絞めてもいいの?絞められた後に、しゃがんでたらしいよ。確かに、長男のXくんにかけて言葉はひどい。けど、せっかく登校しようって気持ちをもって、行ったのに、下校にそんな出来事があったら、学校が不安になるじゃん。その心配を相談したんだよ。

元夫:そんなことで行けなくなるなら、はじめから登校なんてできないよ。公立の小学校は無理だね。いろんな子どもたちがいるんだから。


・・・。


【しんどい気持ち】
元夫が帰宅してからは、私の頭はぐーるぐる。パニック。
涙が止まらない。悲しい。
首絞めなんて、大したことないの?
頑張って行った長男に、「あなたの一言が悪かったんだ。そんなこと人に言うな」と言えばよかったのか。

 ・頑張って登校したから、起こったことなんだよ。登校頑張ったね。
と、職場の先輩が話してくれた。

自分自身の感情がしんどくなりすぎたので、友達に話を聞いてもらった。
(幸運なことに、長男の学年主任!いつも本当にありがとう)
 ・元夫の話しそうなことだね
 ・Xくん、伝え方が苦手なところがあるから、担任の先生と想像ができたよ
 ・怖かったね、長男。
 ・不安だよね、初日にこんな出来事があったら。
 ・明日、関係の子どもたちに話を聞くから。
って。
たくさん話をして、気持ちが晴れる。落ち着いてくる。
ありがとう、仕事終わりで忙しいのに、自宅に足を運んでくれたこと。話を聴いてくれたこと。

【優しすぎる長男、我慢をしすぎないで欲しい】
話していると、長男が
 ・学校楽しかった
 ・明日楽しみ と話す。
聴いた時は、「そうなの?嬉しいな!!」と単純に喜んだけれども、よくよく考えてみれば、心配をかけまい、と空気を感じて、「楽しい」を話したんだよな。
いつもいつも、親の私のことを気遣う優しい長男。
自分が辛いのに、心配させてくなくって、感情に蓋をする。
いいんだよ。いやだ、こわかった、くそって言って。
長男がXくんに暴言を吐かない分、(だめだろうけれども)私がXくんの行動をこてんぱんに言ってやる。そうやって、嫌だと思う気持ちを、表に出していいことを伝えたい。我慢することだけが方法じゃないことを知って欲しい。嫌な相手との付き合い方を、覚えていく年にもなりそうだな。

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