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エイリアン コヴェナント/映画レビュー



-映画の感想-

リドリー・スコット監督の手掛けるエイリアンシリーズ二作目、
「エイリアンコヴィナント」、人類の創造主を探す探検ホラーだった前作「プロメテウス」の続編ですが今回ではエイリアンが中心としたホラーです。
しかし、前半パートはエイリアンに出会うまでの過程が長く、タイトルに「エイリアン」とついてることからエイリアンの恐怖シーンを期待してる方にはちょっと我慢が必要な内容だと思います。
宇宙船内での狭い空間での圧迫感やエイリアンに追い回される恐怖というのは後半の最後のシーンで微妙に見れるかな?ぐらいボリュームです。
物語は人類移住計画を託された宇宙船コヴィナント号が人類が居住可能な謎の惑星からの信号を受け取るところから始まります。
しかし、その惑星では生物兵器「エイリアン」により殺された異星人やその生物兵器を使い生物を生み出し創造主になろうとする狂気のアンドロイド「デヴィッド」がいたのでした。
前回のプロメテウスを見ていなければわからないパートが多く特にデヴィッドというアンドロイドが出てくる場面やエイリアンがそこにいる理由、なぜデヴィッドはエイリアンを生み出しているのか?などの疑問は前回の映画「プロメテウス」を見なければ解けないでしょう。

キャスト

新たな主人公となる女性ダニエルズを、「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」で注目されたキャサリン・ウォーターストンが演じ、「プロメテウス」でアンドロイドのデヴィッド役を演じたマイケル・ファスベンダーが続投。

実は二世女優。父親は「ロー&オーダー」のサム・ウォーターストン。
『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で有名な女優、顔を知っている日本人は多いのではないでしょうか?

ついでに今回のデイヴィッドは前回と違いはっきりと人間に寄生していくエイリアンを見てご満悦な顔をしており、創造主になりたいデイヴィッドの野心がわかります。

この映画シリーズ自体はこのコヴィナントで終わりです。
『プロメテウス』が稼いだ1億2600万ドル(約142億円)と比較して7,400万ドル(約83億円)という数字はシリーズの打ち切りを決定づけたようです。

ついでにリドリー・スコット監督は、まだまだ『コヴェナント』の続編を作るつもり予定だったらしく、実際、終わり方も完全に続きがある終わり方でした。
このシリーズ自体はここで終わりですが、つぎに作られる映画、「エイリアン ロムルス」にも繋がる描写もあるのではないでしょうか?

全体の評価

エイリアンとして見ると不満点が多い部分があるかもしれないですが、人類の創造や宇宙を探索していく雰囲気、自我を持つ狂気のアンドロイドとそれに立ち向かう主人公、この独特な世界観は自分は好きでしたが同時に本題に入るまでが長く、正直映画館で拘束されて見た場合を想定するとちょっとだるかった感じは否めませんでした。
この作品は意外とキャラクターを見て楽しめるかが肝になると思います。
デヴィッドやダニエル、コヴィナントに同行するもう一人のアンドロイドのウォルター、そして同じコヴィナント号に乗ってる乗組員達。
どのキャラクターも面白い部分がありますがそこに気持ちを乗せれるかが評価の分かれ目かなと思いました。


Disney+の「エイリアン:コヴェナント」がおすすめなので、チェックしてみてください。 



そしてエイリアンコヴェナントの考察で面白いのが岡田斗司夫さんです。
リドリースコットが影響されたスタンリー・キューブリックにより作られた2001年宇宙の旅の話が非常に興味深いです。

https://youtu.be/iY0cJzso4og?si=s4ttPeqBawJZxI7e

こちらが前作のプロメテウスです↓


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