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マネーフォワード決算 2024年第1四半期

どうもCUSS(@CUSS3141592)です。普段はXで銘柄の分析や株式投資の内容を投稿しているのですが、まとまった内容を残しておくためにNOTEにまとめます。

さて、マネーフォワード(3994)の2024年第1四半期決算が4月に発表されたので、内容をまとめておきたいと思います。

マネーフォワードは個人向けの家計管理アプリなども事業展開しているので、知っている方も多いかもしれませんね。ただ、実態としてはほとんどが法人や個人事業主を対象としたビジネス向けの事業を展開しているので、イメージしている内容と実際の会社の全体像は違うかもしれませんね。

四半期決算概要

マネーフォワード社の公式ホームページで公開された24年1Qの決算短信によると売上高、純利益、純資産は以下の通りだったようです。

  • 売上高:95.4 億円

  • 純利益:▲9.9 億円

  • 純資産:341.1億円

売上高

まずは売上高を見ていきたいと思います。過去の各年の売上高と比較した図を以下に示します。

以下、青色の棒グラフが売上高を示しています。毎年しっかりと売上高を伸ばしていて、順調に事業規模を拡大していることが伺えますね。

第1四半期売上高の推移

四半期利益

売上高は急速に伸びてきているということが分かりましたが、利益はどうでしょうか。売上高の上昇とともにしっかりと稼げているでしょうか。

以下の図に各年の第1四半期の利益の推移を示しています。2021年に1度だけギリギリ黒字になったことがありますが、それ以外の年では基本的に赤字になっておりまだまだ稼げていないですね。
事業規模拡大によって売上高は増えていますが、開発投資にお金をかけている分をまだ賄いきれていないのが分かりますね。

第1四半期利益の推移

自己資本比率

続いて自己資本比率です。過去からの推移をまとめると以下のグラフのようになります。棒グラフが純資産の額を示していて、折れ線グラフが自己資本比率を示しています。

2022年に一度大きく自己資本比率が改善していますが、これは新株の発行によって増資をしたためで、それ以外の年は基本的に純資産が減少している傾向にあるのが分かりますね。利益を出すようになって自力で財務的な安定性を改善できるようになるまで、資本を維持できるかが注目ですね。

純資産と自己資本比率の推移

配当金

最後に気になる配当金ですが、マネーフォワード社はまだ配当を出していないので、ここまでずっとゼロですね。まだ利益を稼ぎ出す段階に行けていないので、これは仕方ないかなという感じですね。

以上、マネーフォワード(3994)の2024年の第1四半期決算のまとめでした。

内容へのコメント、ご指摘、要望などあればXのアカウント(@CUSS3141592)の方にコメント頂けると嬉しいです。


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