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作家になりたい子へのアドバイス ~クリス・コルファー

全米No. 1ベストセラー作家のクリスさんに、子どもリポーターのエヴァちゃん(Eva Karpmanちゃん)がアドバイスをおねがいしました。。

自分との約束

『ザ・ランド・オブ・ストーリーズ』を書きはじめたのは、たしか7才か8才くらいなんだ。7才で本を書くのは、ものすごくむずかしくてね。だって、ことばをそんなにたくさん知らなかったからさ。

だけど、ぼくは自分に約束(やくそく)したんだよ。もしもチャンスがあったら、それを出版(しゅっぱん)するってね。

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▲7才か8才のときに、かいた絵。この題名(だいめい)とキャラクターが、そのまま本になりました。もちろん、本は7才から文章で書きました。

約束をはたす

その10年ぐらいあとに「グリー」という人気のテレビドラマで役をもらって、そうしたら、「 自伝(じでん)を書いてほしい」という話がいっぱいきたんだ。
でも、ぼくは、それをことわって、子どものためのお話のシリーズを書くことにしたんだよ。そう、自分との約束をはたしたんだ。

それで、2012年(22才)にはじめての本を出して、今まで大ヒットさせてもらって、おおぜいの子どもたちや、たくさんのご家族に愛されているんだよ。

▲ 自分の本のポスターと。


今のアイデアをたいせつに

将来(しょうらい)、作家やライターになりたいなら、子どもでいる今のうちに、アイデアを書きとめることをはじめておくといいよ。

なぜかというと、創造性(そうぞうせい)とか想像力(そうぞうりょく)というのは、年をとるとすこしずつ、ある意味(いみ)では、うしなわれていくものだと思うんだ。
だから、子どものときにおもしろいと思ったお話をずっとあたためていけば、将来、出版するチャンスがあったときに、自分以外(いがい)の子どもたちにも楽しんでもらえるはずだよ。

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▲ 今でも、ディズニーランドが大好きな大人です。


ユーモアとハートをこめて

本にユーモアをとりいれるのは、ものすごく大事(だいじ)なことだと思うんだ。
もしユーモアがなくて、よむ人が笑顔(えがお)になったり大笑いできなかったら、だれもお金をはらいたくないだろうね。
だから、君の作品の中にも、できるだけたくさんのユーモアとハートをこめるといいよ。

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アイデアをメモする

アイデアというのは、時をかまわずにふってくるものなんだ。
ときには、スーパーにいるときだったり、ガソリンスタンドにいるときだったりね。
それで、すごくいい言葉(ことば)が思いうかんだら、すぐに家にかえって書きとめたり、スマホにメモしたりしているんだよ。

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ぼくの本の書きかた

ぼくの本の書きかたはちょっと変わっていて、執筆(しっぴつ)するときは、世の中から姿(すがた)を消すんだ。
家のオフィスにとじこもって、一日じゅう書いて、よなかも書いて、本を書きおえるまでたいてい2,3か月間そんなかんじなんだよ。
でも、ぼくは、作品の中に頭からとびこんで、その世界にひたっているのがほんとうに好きでたまらないんだよ。 

▲ ペットのクーパーくん。いつもは、机で書いていると思いますよ。


いつでも成長を

ぼくはまだ、作家として成長中(せいちょうちゅう)だと思っているし、だれもがいつでもそうあるべきだと思うんだ。
考えていることを完(かん)ぺきに書くというのは、とてもむずしいことだから、つねに自分が書いたものをふりかえってみるといいね。あたらしいアイデアやあたらしい書き方でね。

作家として成長(せいちょう)するのはとても大事(だいじ)なことで、どんな人でも、たとえ大文豪(だいぶんごう)であっても、最初に書いたものをみなおしたら、こういうと思うよ。
「ここ、なおせたらなあ」ってね。 


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ー クリス・コルファー 2019.1.7  Dream Big Podcast インタビューより 


どうして、そんなに小さい時から書いたの?
どうやって、長いお話が書けたの? どうやって、じょうずになったの?

▼ それは、こちらの記事で。