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1日1回。1人ゲームで運転改善した話

幼いころから車が好きで、運転歴が30年を越えました。
そんな私ですが、友人のほとんどは「運転怖いけど、移動手段として仕方なくしてる」「車酔いする」タイプ。
私自身は歩くのも好きなので、歩行者として思うこともありました。

そんなわけで、
「運転に自信がない」「運転していて怖い」「つい乱暴になってしまう」
それでも上手くなれる“1人ゲーム”を考えました。
たぶんそのおかげで「上手いほうだよ」と言われるようになったので、ここではそのゲームについて書いてみます。

操作が上手くなるゲーム

ゲームは、歩道と車道が分かれている・道幅が広いなど“見通しの良い道路”をいくつか選んでやります。

ゲームパターンは4つ。道具はいりません。

第1段階 車間距離確認
目についた電信柱やガードレールのポールを目安に、
「前の車がそれを通過した2~3秒後に、自分の車の鼻先がそこに到達する」
を繰り返す。
そして例えば
「5回のうち3回以上できたらごほうび」
などと決めておくんです。

「ゼロ、イチ、ニ、…」はだいたい適正車間距離ですね。
あまり間をあけすぎると対向車線から急に目の前を横切って右折されたり、わき道からの割り込み、後ろからの煽りなどにも遭いやすくなるので、あけすぎもあまり良くないです。ルールとしてはなんの問題もないのですが。

第2段階 速度一定
前を走る車がいない場合は、速度一定を目指します。
上り坂と下り坂がある場所が望ましいです。
そして第1段階と同じように
「信号で止まるまで一定だったら」「○分以上一定だったら」
と、自分の慣れ具合にあわせてごほうびの条件を決めます。

デジタルメーターの車なら、ピタリ一定かどうかすぐ分かりますね。
でも厳しすぎると達成しないので、始めのうちは2km/hくらい慣れたら1km/hくらいの上下はOKです。

第3段階 車間一定
これはちょっと難易度高いです。
前を走る車が運輸関係のプロなら速度も一定なことが多いので、一定間隔でついていくのも楽です。
でもとくに道路状況に問題がなくても速度が一定でない車は多く、その後ろを走っていると頻繁な微調整が必要になります。
車間距離も通常より広めにとらないといけないので、できるタイミングも少ないですね。
これも第2段階と同じように
「信号で止まるまで一定だったら」「○分以上一定だったら」
と、自分の慣れに合わせてごほうびの条件を決めます。

第4段階 ブレーキ一定
信号で止まるときに、ブレーキの踏み具合一定で止まりたいところに止まれるか、に挑戦します。
これは止まれないと危ないので、絶対に無理をしないこと。
これもできたら
「5回のうち3回以上できたらごほうび」
などと決めておきます。

運転操作が劇的改善
「劇的」は大げさかもしれませんが、これらをやっているとペダルの微調整がすごい勢いで上達しました。
車種によっては、エンジンを切る前に「燃費走行でした」などとしゃべるものもありますが、このゲームをやっていると毎回「良い」と言われることうけあいです。

このゲームの利点

道具がいらない
準備するものもなにもいりません。
気持ち1つでいつからでもできます。

必然的に安全運転
よく「これが安全」と言われるものをベースにしているので、当然、安全運転になります。
余裕もできるので、何か起こっても対処しやすいです。

好かれる
「運転すると人が変わる」なんて言われる人もたまにいますが、そういう指摘をしてくれる人はまれです。「本性が出ている」と思われている可能性も高いです。それって損ですよね。
むしろ「皆で出かけるならあなたの運転で」と言われる方が好かれている感じがしていいですよね?
実際好かれると思います。私も「同乗者を揺さぶらない、車間が適切で追突の心配を感じない」ほうが安心して乗っていられますし、運転以外でも危険なことはしない感じがしますから、付き合いやすいです。

今あなたの運転はどうですか?

私の運転、以前は怖かったらしい
私が免許取りたてのころは家に車がなかったので、運転のイメージはタクシーでした。
当時のタクシーは急いでいることも多く、そのせかせかが影響していました。
乗せた人から
「加速はいいんだけど」「ブレーキが遅い」
と言われることがありました。
周りは運転しない人が多かったのではじめはあまり気にしていなかったのですが、一度、バイクも乗り周囲からも「運転上手い」と言われている同僚を乗せたところ
「怖い」
と言われ…。
以後気にしてはいたものの、良くなっても「まぁ平均よりは怖くないね」くらいの感想しかもらえず「どうしたら上手くなるのか?」も思いつかず。
10年以上経過したころ、「車間距離は0、1、2」と言われるようになったので「これだ!」とゲームにし始めたのです。

ゲームした結果
1ヶ月過ぎたころから自分でも安定感があるかも、と思い始め、あるとき友人を乗せて山道を走ったら
「あ、そういえば山道なのに酔わなかった!」
と言われるまでに。

あなたの場合はどうですか?

ぜひやってみて!

上手くなって、自分も同乗者も安心したくないですか?
乗せた人が、降りた時にホッとした顔をしていませんか?

このゲームのルールは安全に運転する技(の一部)をもとにしています。
ですから、事故に遭う確率も減ると思います。

車間距離を取れていれば余裕ができるので、何か起こってもだいたいは慌てず落ち着いて行動できます。
「落ち着いていれば自分の持っている能力が良く出る」というのはスポーツなどでよく聞きますが、どの場面でも同じですよね。

速度一定車間一定は微妙なアクセル操作が上手くなるので燃費も良くなります。

ブレーキ一定だと同乗者は体を揺さぶられることが少なく快適です。

このゲームは運転操作を上手くすると同時に「余裕を持てるようにする」面も強いので、続けているうちに、乗せた人から
「なんか上手くなった?」
と言われることでしょう。

1人ゲームで運転上手くなって、
燃費も改善して、
人からの評価も上げて。

一石三鳥。

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