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【続いてる写経 856日め】〜主人公がチート過ぎる件

アマプラでわが子が『転生したらスライムだった件』(以下『転スラ
』)を熱心に観ているのですが、いまいち面白さがワタシ的には理解しかねる感じです。

こういった異世界転生モノって、アニメやラノベの世界ではとっても流行っているみたいですね。アマプラみると、このようなやたらタイトルの長い説明的な話がたくさん出てきて、タイトルの付け方もちょっと理解不能。こうした話が世代的に全くわからんです…。
『転スラ』も、初出の小説は2013年と思ったよりも古い作品でした。

転生して最強キャラになっちゃうってのが定番なんでしょうか。
主人公が徐々に成長していくのを楽しむというより、主人公が絶対強いことが先にある。
ただし敵対勢力との軋轢や闘争はあるので、それを制するためにどう仲間を増やし、友情や協力を得るかがポイントみたいです。

わが子によると、この設定が「観ていて安心」なんだそうです。主人公は最強ってわかっているから、絶対最後は勝つし、助かる。
物語の中に入り込む上で、不用意にドキドキしなくて済むセーフティネットの役割を果たしている模様…。

ワタシ的にはそんな予定調和の物語というのは、あんまり面白くない。
正直、こんな結末あり得ん…。これは思いつかなかった…。ってラストのほうが好きですね。

前回書いた『同志少女よ、敵を撃て!』も、予測は出来つつも、エピソードとしては残酷な要素も含んでいて、そこのひねりが良かったです。
(あくまでもフィクションのプロットとしての話です)

他に最近読んだものだと『進撃の巨人』は、全く予測不可能でございました。最初の設定って、「なんでしたっけ?」って忘れてしまうほど前提が覆されていくのは、お見事でした。

あとは有名なところでは『パラサイト 半地下の家族』かな。
経験上、映画においてハリウッド系で予想外の展開になることはあまりなく、南米とか、マイナー国の映画のほうが訳がわからなくて好きです。

お勧めはアイスランド映画の『馬々と人間たち』。めちゃ変な映画。

ただ、現実に疲れたら「異世界転生」して、めっちゃ強くなりたいとの願望はよーくわかりますね…。

最近思考したくない。ワタシももう少し違う世界観に浸ろうか。
たまには現実離れのフィクションどっぷりもいいなあ…。

と、今年の夏の疲れを感じる今日この頃。

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