【続いてる写経 1049日め】〜伊勢お礼参りの旅:伊雑宮編
伊勢・御礼参りの旅、2日めの朝は外宮様へ早朝お参り。
旅先では早起きができる自分、朝日を浴びられるのは嬉しい限り。
朝入るとまた空気感が違いますね。空もまた清々しい感じです。
続いては、外宮様の別宮とされる月夜見宮様へ向かいました。
すると、神饌を捧げるお時間で、遠くからそのご様子を拝見することができました。
格式がある神社様では、毎朝・毎晩このような儀式が執り行われている。
参拝だけでは見えない部分に、どれだけ人の手が必要なのだろうと考えてしまいます。維持していくのは、大変な手間暇がかけられていることを目で確認できました。
本日の午前は、山越えしまして、伊勢別宮の伊雑宮様へいくことに。
近鉄線でいく予定が、伊勢市または宇治山田駅から出る宿浦行きバス(1時間に1本)に乗ると、50分ほどで到着できることを発見。
山越えの途中は、天の岩戸神社の入り口や神路ダムを通過、なぜかちょっとトロピカルな木もあったりして面白い。
天の岩戸伝説は、伊勢にもあったのですね。知りませんでした。
これも機会があったら行ってみたいです。
さて、無事山越え完了、川辺というところでバスを降りて、伊雑宮様に行く前に、バス停近くの佐美長神社様へ。
ここは伊雑宮様の所管社だそうですが、鳥居前にご案内すらありません。
倭姫命が志摩国を巡行した際、一羽の真名鶴が稲穂をくわえているのを見つけ、祀ったのが始まりと言われているそうです。
次に、この周辺地域の神様を合祀したという磯部神社様にも立ち寄りました。お祭りしている神様は四十九社。一箇所でこんなにお参りできてしまうとは!便利な神社様であります。
磯部神社様から、10分ほど歩いて、伊雑宮の御神田到着。
「磯部の御神田(いそべのおみた)」の名で国の重要無形民俗文化財に登録され、日本三大田植祭の一つだそうです。
ここでは突然現れた新種のお米「イセヒカリ」も植えられているそうです。
ようやく伊雑宮様へ到着。足を踏み入れると、何となくいい香りがしたように思いました。清々しい場所です。
なのですが、チェーンソーの音がずっとお社の中から聞こえてくるのです。神主さんたちは何やら作業中でお忙しい模様。
音がうるさくて、あまり長居できなかったのでした。残念。
伊雑宮周辺のスポットもなかなか興味深く。特に上の郷の石神様は、磐座が鎮座し重々しい雰囲気ありです。
こういった場所ほど、積もった歴史を感じるので謙虚な気持ちになります。
さて、朝からお水のみ、ぶっ通しお詣りしていたのには理由があります。
そう、ここのエリアの名物、うなぎをいただくためです!
伊雑宮のすぐそばにある、鰻料理店中六さんでお昼です。
予約不可、11時オープンとのことで、早々に入って一番乗り。
内装も歴史を感じられていいですね。
メニューは鰻丼一つだけ、うなぎの数(3、4、5切から選択)で値段が変わります。すべてにお漬物と肝吸い付き。
3切で2100円からとリーズナブルです。ワタシは4切れを選択しました。
待ちに待った鰻丼!!ご飯までタレで黒いです。
香ばしく焼かれた皮と、中のフワッと感がたまりません〜。
ここで驚いたのは、肝吸いでした。
うなぎの肝というのは、苦いと相場が決まっていました。
が、この肝は苦味はほとんどなく、まるで白子のような優しい味わいだったのです。
美味しい…。
なぜか後から来る人にどんどん追い抜かれる自分でしたが、どうしてこの絶品鰻をそんなに急いで食べる必要があるというのか!!
というわけで、じっくりと堪能。
のんびりと余韻を味わい、帰りのバスにも無事乗れました。
午後は再び内宮付近へご参拝です。
つづく