ネルフィルター製作記②

ネルフィルターの製作を始めるにあたりドリッパーの形状による味の傾向について知るために、これまで買い集めてきたあらゆるドリッパーをひとつひとつ分析してみることにしました。
※写真はほんの一部

大まかに分けるとドリッパーの形状は円錐形、円筒形、台形の3パターンに分けることができます。

その中で深さ、角度、リブ、穴など、メーカーにより目指す味わいを出すための工夫がされています。
ドリッパーの歴史は100年を超えると思うのですが、形状は大きく変わっていないというのは、この形がコーヒーを淹れるのに適した形状なのでしょう…

ネルに置き換えてみると、おそらく高さが低い形状は、お湯が通過する速度が速く、あっさり淹れたいコーヒーや香りを出したい浅めのコーヒーを淹れるのに適した形状に感じます。

高さが深い形状は、粉の層が深い分抽出時間が伸びるので、濃度感を出したい時や深煎りのしっかり抽出したい時に適しているのでは…と想像します。
間違っているかもしれませんが…。

円錐形は、真ん中の粉の層が暑いので、しっかりと濃厚な味わいに。
円筒形は、底面の粉の層が薄いので、お湯の通りがよく、バランスいい味わいになりやすく。
台形は、たぶん円錐形と円筒形の中間なのかな…と想像しています。

そう考えると、作りたいコーヒーの味わいにするために、ネル布はどういう形状にすればいいのか…が何となく想像できるようになってきました。


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