職場への妊娠報告まとめ
職場への妊娠報告は、働いている妊婦さんなら非常に悩むテーマだと思います。一刻も早く伝えて、業務面で配慮してほしい。一方で、その後の経過が思わしくなかったときに、悲しい報告をするのは辛い。誰もがその二つの気持ちの間で、揺れ動くのではないでしょうか。
私は以下のタイミングで、順を追って報告しました。実際に使用したメールも掲載します。働く妊婦さんの参考になれば嬉しいです。
1. 5週目頃ごろ、直属上司に口頭で
私の場合は、妊娠5週目ごろというかなり早い段階で直属上司に口頭で報告しました。実はこの時点では、検査薬が陽性になっただけで、まだ胎嚢すら確認できていませんでした。しかしちょうどその頃上司から「12月●日、××さんが来日するんだけど、俺の代わりに夜メシ行ける?」と打診されたのです。
その会食のタイミングは妊娠3ヶ月、一般につわりが最もひどいと言われている時期です。もし、その日に気持ち悪くなって、急遽欠席となったら、営業不在は非常にマズイ。というか、そもそも、その頃、私は夜まで稼働する体力があるのだろうか?このように色々なことを考えると、良いきっかけと思い、思い切って報告しました。
課長は素直に祝ってくれ、以下の内容が決まりました。
・今後業務はメールや電話の営業を中心とする。
・海外出張は代理を立てる。
・国内出張は原則として継続するが、体調と相談しながら臨機応変に対応する。
・私が良いというまで、この件は他の人に言わない。
5週で報告することは、順調にいかなかったときのことを考えるとリスクのある行動だったかもしれません。しかし、この報告がきっかけで上記のように業務面で大きく配慮してもらえたので、個人的には、早めに報告して本当に良かったと思っています。上司も、早めに言ってもらえた方が産休・育休中の後任探しに早く着手できるため良かったと言っていました。
2. 5週目後半(胎嚢確認後)
胎嚢が確認できたタイミングで、直属上司が部長と同じ課のメンバーに秘扱いのメールを発信してくれました。
3. 9週目前半(心拍確認後)【メールあり】
その後心拍が確認できて、私もまずは一安心。このタイミングで、業務上密接に関わる社内関係者には、自分から一斉送信のメールで報告しました。
メール本文
(*いつもお世話になっている皆様に、一斉に送信しております。)
皆様
突然のご連絡をご容赦くださいませ。私事で誠に恐縮ですが、先日、妊娠3か月と診断されました。出産予定日は2019年X月X日です。
●●課長ともご相談し、当面のあいだは海外出張を控え、電話・メールのやりとりと、様子を見ながら国内出張に注力させていただく予定です。ご迷惑をおかけいたしますが、精一杯努めますので、なにとぞ宜しくお願いいたします。
産休取得および復帰のタイミングについては、段取りが付き次第、追ってご報告させていただきます。まずは取り急ぎご報告まで、失礼いたします。
以上
部署名 名前
4. 28週ごろ(産休1ヶ月前)【メールあり】
それ以外の社内関係者と、社外の皆様には、産休に入るちょうど1ヶ月に自分からメールで報告しました。産休の具体的な時期についても、このメールで初めてオープンにしました。
私の場合は、以下のように宛先の方の属性ごとに3種類のメールを使い分けたので、事前に「メール発信先リスト」を作成し、宛先をリストアップしておきました。
社内関係者は原則としてTOで一斉にメールを発信しました。一方で、お客様は、メインでやりとりしている方をTOにして、お客様の上司や同僚の方はCCに入れるようにしました。また、お客様宛のメールは必ず自分の上司をCCに入れ、お客様の連絡先を上司が知っている状態にしておきました。
復帰時期を記載するかどうかは、判断が分かれるところだと思います。私は復帰の意思をアピールするために、社内向けのメールには復帰時期を記載しました。一方、社外向けについては、また同じお客様を担当できるとは限らないので記載しませんでした。
メール本文(1)社内関係者向け
(*いつもお世話になっている皆様に、一斉に送信しております。)
皆様
日ごろより優しいお心遣いをいただき、誠にありがとうございます。
このたび以下のとおり産前産後休暇および育児休暇を取得させて
いただく運びになりましたので、ご案内申し上げます。
・産休開始日: XXXX年XX月XX日(最終出勤日:XX月XX日)
・復帰時期(予定): XXXX年XX月末日
小員業務は《後任者の名前》へ引継がせていただきます。
出産を経ても皆様のお役に立てるよう精進してまいりますので、
引き続きご指導ご鞭撻のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
以上
部署名 名前
メール本文(2)社内関係者向け(英文)
Dear all who may concern,
I will take maternity leave from MM DD, YYYY.
From now on, please add 《後任者の名前》for CC.
(後任者のEmail: XXXX@xxxxx.com)
I am planning to come back to work on MM, YYYY.
Looking forward to working with you again soon!
Best Regards,
英文署名
メール本文(3)お客様向け
お客様会社名
部署名
お名前(フルネーム)様
いつも大変お世話になっております。
私事で大変恐縮ですが、このたびXX月XX日より
出産のため長期休暇をいただくことになりました。
貴社案件につきましては、《後任者の名前》が引き継がせていただきますので、
以後わたくし宛のご連絡にはCCに《後任者の名前》(Email: XXXX@xxxxx.com)を
入れていただけますと幸いです。
残りの日々も貴社のお役に立てますよう
精一杯努めてまいります。引き続きご指導ご鞭撻のほど、
どうぞよろしくお願いいたします。
以上
署名
おわりに
妊娠に関しては人によって様々な思いがあると思うので、妊娠の報告はとても気を使いますよね。私の事例が少しでも参考になればとても嬉しいです。皆さんが最適なタイミングで職場に報告ができて、周りと良い関係が築け、順調に出産を迎えられるよう、心から応援しています。
参考リンク
* このnoteは過去のブログ記事を一部編集・再録したものです。
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