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ボードゲーム「ノッカノッカ」に一目惚れしてアプリを作った話 [経緯編]

「ボードゲームに一目惚れしてアプリを作った話」はボードゲーム「ノッカノッカ NOCCA x NOCCA」のアプリ版を生み出すまでの「ノッカノッカ 」との出会いからその方法、全てを記したシリーズとなります。

この記事は経緯編です。後日公開予定の[開発編]との二部構成でお届けします。

出会い

僕は、元々 GameWith で働いていたということもあり(退職エントリはこちら)、退職後も GameWith 所属の YouTuber の動画を見ていました。そこでボードゲームが紹介されていました。

この動画をきっかけにまずは宝石の煌めきというボードゲームから購入しプレイしました。動画で紹介されてる通り、大変面白かったです。そしてその瞬間、いつの間にか失われていた僕の記憶が蘇ってきました。僕は幼少期からボードゲームを遊んで育ってきたんだという記憶が。小さい頃、人生ゲーム平成版の紙幣がぐちゃぐちゃになるまで遊んでいたあの頃の記憶。それに加えて、昔と比べて現代のボードゲームってあらゆる面で進化してて面白いということにも気がつきました。

その日から僕はボードゲームのことを一心不乱に調べるようになりました。Youtube、Twitter でボードゲームの情報をあさり、メルカリ、PayPayフリマ、ヤフオクで中古ボードゲームを漁る日々が続きました。そんな中、とある YouTube で「ノッカノッカ 」というボードゲームに出会いました。

コンポーネント、ルール、全てにおいてシンプル。プレイ感は軽いがめちゃくちゃ頭を使う。僕の心のど真ん中を貫いてくるボードゲーム。

一目惚れしました。その日から頭の中はノッカノッカのことばかりでした。なにか恋心にも似たような感覚、気がつけば、ノッカノッカとのいろんなことを妄想をするようになっていました。「アプリ化すれば君に別の景色を見させてあげることができる」。次の瞬間、僕はノッカノッカの両親(製作チーム)に熱意のこもったメールを送っていました。「ノッカノッカ(のアプリ化の権利)を僕にください!」

両親(制作チーム)への挨拶(事業提案)

ノッカノッカ制作チーム「ンダノガ」からすぐに返信が届きました。

「ノッカノッカ(のアプリ化の権利)をもらい受けたいという話は以前もあったが認めることができず流してきていた。でも、あなた(の提案)なら任せることができるかもしれない。是非会って話しましょう」

すぐに彼らのとことへ挨拶(事業提案)に行きました。そして僕がノッカノッカのことを幸せにするといういこと(事業への熱意)、ノッカノッカをまだ見ぬ世界へ連れて行けること(事業の新規性)、その道筋(事業ロードマップ)を話しました。

彼らは僕の話を快諾してくれました。そしてその日からすぐにノッカノッカ プロトタイプの開発に移りました。

同棲(開発)スタート

ノッカノッカと生活をともにする権利を得た僕。そこからは苦しくも楽しい日々が続きました。

僕は元々アプリケーション開発では Web、iOSアプリ開発を主としていたので、ゲーム開発はずぶの素人で御座います。それでも2019年から Unity でのゲーム開発の勉強を初めて、基本的なことはできるようになりました。

ただ、やはりそれでも自分ができないことは多くありました。特に、ノッカノッカを構成する要素で自分では手が出せなかったところ、それが UI **とサウンド**でした。ありがたいことに、この部分を手伝ってくれた仲間がいました。

UI 構成は GameWith の元同僚のグッチーに助けを乞いました。彼とは GameWith 時代の一緒に仕事してましたし、ノッカノッカの前のプロジェクトも一緒にやっていました。僕のざっくりこうしたいという注文から約2日間の稼働でノッカノッカの世界観に合った全ての UI 要素とアプリアイコンを作ってくれました。彼はおそらくジェバンニなのでしょう。

サウンドに関しては、ノッカノッカ制作チーム「ンダノガ」の一人である枕本トクロウさんが元プロミュージシャンという異色の経歴の持ち主で、彼がサウンドを全て作ってくれました。ゲームとの相性抜群のサウンド、こちらもノッカノッカアプリのチャームポイントの一つです。

こうしてノッカノッカ アプリ版を世の中に出すことができました。

僕たちの未来予想図(ノッカノッカアプリバージョンの今後について)

ノッカノッカとの旅はまだ始まったところです。僕はノッカノッカを今後大きく羽ばたかせたいと思っています。

前述しましたが、ノッカノッカはモノトーンでシックです。さらにその構成要素に言語依存がありません。これはつまり、全世界の人々から愛されるべき存在ということです。僕はノッカノッカに世界を見せてあげたいと思っています。

アプリ化することでノッカノッカは柔軟性を得ることができました。今後はアプリならではのルールを追加し、遊び方の幅を広げていきます。

ノッカノッカは将棋やチェスのように競技性があると考えています。これはつまり、ノッカノッカのプレイヤー大会の開催の可能性を秘めているということです。ノッカノッカは今後、賞金付き大会を検討していきます。

もしかしたら、ノッカノッカが僕の手の届かない存在になってしまうかもしれない。そんな恐怖も持ちならが、僕はノッカノッカとの日々を毎日大切に過ごしていきたいと思います。

次回予告

まず、ここまで読んでいただきありがとう御座います!次回予告します。

僕はノッカノッカには健康的に生きて欲しい(サーバの安定稼働)という思いがありました。それを実現する上で、どういったところで暮らしているのか(開発環境)、どのくらいお金がかかっているのか(サーバ費)など、例えば以下のツイートみたいな話です。

次回もお楽しみに!

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