私の全力『日記:2024.6.15』
内職を手伝っているうちに、1つの物のライン作業を全て行えるようになっていた。
内職の独り立ちだ。
私はこれから、母がいなくてもこの内職を完成しなければいけない。
私の母は、一限があるタイプの大学生みたいな生活をしているので、朝起きて夕方寝て夜から夜明けまで起きている。
夕方になると夕陽が沈むと共に母の瞼も沈んでいく。
私はそれを後目に内職を1人で行う。
母といると話してしまうが、1人だと話す相手がいなくて作業が早い。
音楽を掛けながら、音楽番組を流しながらの内職はとても進む。
1行程をある程度終えたら、出来たものを持って行って次の作業を行う。
私の場合は飽きたら終わりなので、飽きないように無心で行い、たまに違う作業をすることが大事なのだ。
私は私が全力を出すのに工夫を惜しまない。
自分の性格を理解しているからこそ、効率良く仕事をこなせる。
カーテンを開けたのが少し前だった気がするのに、もう手元がギリギリ見えるかなくらいの暗さになっていた。
電気を付けて、母を揺する。
久しぶりに母と2人でご飯を食べた。
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