まあ出来ると思ってたよ
尊敬してる人がいて。
小学校からの友達なんですけど。
彼女、小学校の時からデザインとか、絵が好きで、中学・高校でも変わらなくて、専門学校で学年一位。今は建築デザインの会社で働いています。
飽き性の私とは真反対。
ずっと、好きなものの為に、好きなものと生きていくために、生きていました。今もね。
私は社会人になって、彼女の凄さと、彼女をもっと見習っておくべきだったと感じる反面、多分無理だなと感じることもあります。
私は好きなものがバラバラだった。
好きなものに自信が無かった。
彼女みたいに、好きなものを好きだと言えて、極めようと思って極められたら、どれだけ良かっただろうとも思います。
でも、彼女なりの葛藤があったのかもしれない。
中学卒業前に小さな声で「デザイン、飽きちゃったんだよね」と言った彼女の声も表情も、私は覚えています。
「じゃあ、私と太鼓部でも入って太鼓叩いちゃう?」
そう言った私も覚えていて。
彼女は笑ってくれました。
人には見せない葛藤と苦悩の中、頑張っていた。
私は彼女が羨ましく、誇らしいです。
自分は、その時は彼女にはなれなかったけど、今から好きなものに向かって生きてみたい。
もし叶ったら、彼女はなんて言ってくれるかな
「まあ出来ると思ってたよ」
クールな彼女のMAX褒め言葉はきっとこれくらい。
私はそんな彼女が大好き。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?