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自宅待機の日々

イギリス政府が国民に対し自宅待機要請があってから1週間になろうとし、私の会社も全世界規模で在宅勤務が命じられ、家から仕事をすることになりました。通勤は面倒ですが家で仕事をするのはメリハリがなく、大変だと痛感しました。フリーランスの方々には頭が下がります。

さて、毎日毎日、各国のコロナウィルス感染者情報がニュースのトップで気分が滅入ってしまいますが、先日昼夜問わず働いているNHS (National Health Service - イギリスの公的保険医療制度。国税で運営されている) のスタッフ達に感謝を伝えようと言うことで、夜8時に窓に向かって拍手をする「Clap for Carers」 という運動がありました。医療の最前線で働いている医療従事者の方々に少しでも感謝や励ましたが届けばと思い、私も参加しましたが、近所の家々からも拍手や喝采が鳴り響いていたのには感動してしまいました。イギリス人のこういう所は素晴らしいなと思います。

先日、東京都知事の外出自粛要請の会見を見ました。オリンピック開催延期等の政治的な配慮があったので、今になったのだろうと推測してしまうのですが、会見を見ていて違和感を感じてしまいました。「3密を避ける」と言っている割には、マスクもせず、ソーシャル・ディスタンスを取るわけでもなく、記者の席の間隔が空いている様にも見えず、普通に会見が開かれていた。昨日行われた安倍首相の会見もそうでしたが、国のトップの会見なのにリスクを回避しないのかと見ている方が心配になりました。

イギリス政府は会見の際、参加する記者はビデオで参加する方法を取っています(感染リスクを避けるため)。今や企業ではビデオ会議が普通に行われていますし、PCやスマートフォンでZoomやSkypeを使ってビデオ会議に参加することも簡単に出来るので、是非導入した方が良いと思います。

コロナ鬱という言葉もあるようですが、こちらでもメンタルヘルスを保つために適度な運動は推奨されているので、短時間ですがソーシャル・ディスタンスを保ちつつ公園まで散歩に出ています。外出出来ることがこんなにも有難いとは思ったことがなかったので、平和で健康であることがいかに大切か身に染みる毎日です。生きているだけで感謝ですね。



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