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Harney & Sons の NY SOHO shop訪問

旅の目的といえば、名所・旧跡、世界遺産、歴史的建造物。
そして地元の美味しい食事、その土地ならではの歴史やカルチャー。

もちろんここに行きたい!という旅を決める大きな目的の主軸はそういったところにあるんだろうなと思います。でも、私はその人の趣味や好きなことに紐付いた、「この旅でここは絶対外せない!」という超個人的視点での旅の目的を聞くのが大好きです。

その人の好きなこと、大切にしていること、その人にしかわからないこだわり、そんなとてもプライベートな部分を垣間見ることができるから。


さて、この年末年始はアメリカ生活最後の大旅行として、東海岸の都市を縦断してきた私ですが、もちろん滞在先で「ここは外せない!」という私的スポットを持っていました。そのひとつが、「ティーブランドの本拠地」です。

今回は、この旅で訪れた東海岸に本拠地を持つティーブランド のひとつ、ニューヨークのSOHOにある、Harney & Sons(ハーニー&サンズ)のショップ訪問についてご紹介します。

Harney & Sons(ハーニー&サンズ)とは?
1983年にジョン・ハーニーがニューヨーク郊外で創業したアメリカのティーブランド。英国の伝統的な紅茶をベースに、質の良い茶葉を提供しつつ、アメリカらしい発想力で様々なブレンドティーを多数作り出している、アメリカを代表するティーブランドのひとつ。
日本でも直営店のほか、Dean & Deluca でも購入することができます。日本では取り扱い店舗が少なく、高級ティーブランドというイメージがあるかもしれませんが、アメリカでは庶民のスーパーであるウォルマートにも一部人気商品は置いているくらい一般的です。(価格も日本の3分の1くらいで日常使いのティーというイメージ)


今回私が訪れたのは、ニューヨークのマンハッタンにある Harney & Sons の SOHO shop です。タイムズスクエアなど観光名所から少し南下した地区にあり、ブルーミングデールズなどのデパートや日本人にも馴染みのあるファッションブランドの店舗も並ぶ、若者たちで賑わうエリア。メトロの駅からも10分程度なので、観光の途中でも立ち寄りやすい場所にあります。

いかにもニューヨーク!といった雰囲気の煉瓦造りの建物が並ぶ中に、華やかなディスプレイがひときわ目を引くショップを発見。訪れたのがちょうど年末(12月30日)だったので、まだホリディ仕様のディスプレイでした。

店内に入ってまず目を引くのが、壁一面にズラッと並べられたお茶缶たち!
圧巻です!
そしてその前のカウンターテーブルにはたくさんの人たち。ここはティーのテイスティング(試飲)をすることができるのです。

" Flight of Teas " は3種類のお茶を少しずつテイスティングできるというもの。私はこれをいただきました。

左から順に

Winter White Earl Grey
紅茶ではなく、White Tea(中国茶の白茶)をベースに、アールグレイ同様ベルガモットで香りづけをしているお茶

Celebration
ホリディシーズン用に作られたもの。ブラックティーベースに、アプリコット、ヘーゼルナッツ、シナモン、コーンフラワーをブレンドした、Harney & Sons らしい香り豊かなブレンドティー。

Chocolate Mint
ブラックティーにミントの葉を加え、チョコレートフレイバーをつけたもの。シンプルながら、これもアメリカのホリデイシーズンといえば!の香りで飲んでて楽しいティー。

この3つの中ではWinter White Earl Grey がダントツで好み! Harney & Sons のティーはこれまでブレンドティーかハーブティーしか飲んだことがなかったのですが、紅茶や白茶もいろいろ飲んでみたいなぁという気にさせてくれたテイスティング体験でした。
(でも、日本で取り扱いしているものは少なそうなので、アメリカにいるうちにオンラインで買って送るしかない!)

取り扱っている茶葉の由来が描かれたマップ。この地図からもわかるように、日本のお茶(緑茶)もかなり扱っていました。緑茶は人気だと知っていましたが、やっぱりこうやって目にすると嬉しいものですね。

常に10人以上の人が店内にいて、賑わいを見せていたショップ。店の奥にはティーサロンもあり、ショッピングの合間の休憩スポットにもなっているようです。

スタッフとじっくり話すということはできませんでしたが、店内をじっくりと見るだけでも非常にワクワクする場所です。とにかくチェックしきれないほどたくさんの茶葉があり、お土産探しは楽しくも困る時間となりました。限られたスーツケースのスペースを計算しながらこれは!というものを数点購入し、残りはオンラインで注文すべく品名をメモ。あぁ、幸せな時間。

最後に、店内の壁にあるジョン・ハーニーからの素晴らしいメッセージを!

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